アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
朝
-
いつも通り7時に目が覚めてリビングに行く
でもいつもと違う
それは服を着ていること
「咲、確認しよっか」
久しぶりだ
最近はなかったのに…
「咲、ここおいで」
祐兄の膝の上に座る
「咲、お母さんはなんで死んだの?」
「僕が生まれる時、難産で」
「じゃあ、お父さんは?」
「僕がスイミングのお迎えに来てほしいって言ったから」
「うん。それで咲は誰のもの?」
「祐兄」
「そう、いいこ」
10時になると引っ越し業者がきてドンドン荷物を運んで行く
今日でこの家ともお別れだ
嫌な思い出がいっぱいあるはずなのになんだか悲しい
お父さんがいた楽しかった頃を思い出しながら家を出た
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 148