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料理
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キッチンから音が聴こえてくる
帰ってきたんだ
それよりどのぐらい寝ていたのだろう
時間なんて気にしても僕には関係のないことなのに気になってしまう
「おはよう、咲」
「おはよう…」
「今から夜ごはん作るけど一緒にするか?」
「いいの?」
「あぁ」
裸にエプロンとなんとも言えない格好になってしまったけど昔お父さんとしたぐらいで久しぶりだから楽しみだ
「手洗ってこれも洗って」
野菜を渡された
今日のご飯はなんだろうってワクワクする
「少し待ってろ」
俊兄が僕の洗った野菜をトントン包丁で切っていく
指を切らないのか心配になるくらい早くてびっくりした
「すごいね!」
「普通だろ、俺が切ったやつ炒めてくれ」
俊兄が切った野菜たちをフライパンで炒めていく
何をしたらいいかわからなくて箸でつついていると俊兄に止められた
「あんまりいじくるな」
「…はい」
「あとは俺がやるからテレビでもみてろ」
「…はい」
「また咲にできそうなことあったら呼ぶから」
「うん!」
テレビを見て俊兄から呼ばれるのを待っている間に気付いたら寝てしまった
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