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背徳感
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せっかく俊兄に着せてもらったエプロンはゴミ箱に行ってしまった
きっと捨てないでなんて言えばまた祐兄を怒らしてしまうのは目に見えてる
でも、申し訳ない
知っている、この感情自体抱いてはいけないのに
後々自分を傷つけるだけなのに
どうして僕はこんなにも俊兄に…
「咲、起きたの?」
「ぁ、うん」
「夜ご飯用意してくれたんだ、ありがとう」
「うん」
「圭も呼んでご飯にしよっか、遅くなっちゃったけど」
「うん」
「俺も咲の裸エプロン見たかったな〜」
「あれは誰にも見せないよ」
「ずるいなぁ」
祐兄と圭兄の関係性は真実を知る前に戻ったと思う
圭兄は表には出さないけど気を使っていると思う
こんなことになったのも僕のせいだ…
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