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考えごと
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ごはんを食べ終わってお風呂に入る
祐兄は洗い物してから入るみたいで一人で湯船に浸かる
「はぁ…」
僕のため息がお風呂に響いた
圭兄が家出てくのか…
頭の中はそればかり
「咲ため息なんてついてどうしたの?」
「あ…なんでもない、です」
ドアを開ける音に気がつかなかった
祐兄も湯船に入った
祐兄のからだが見えるのが恥ずかしくて顔を伏せた
「咲?こっち向いて」
顎を掴まれて祐兄と目が合う
「どうしたの?」
祐兄の目を見るたびに背筋が伸びる
心の中を覗かれる
「圭にぃ…」
まただ、圭兄のことは考えちゃダメなのに
祐兄の優しかった目が怖くなる
「咲は俺にそんなに怒られたいの‼︎」
わかってた、祐兄が怒るってわかってたのに…
「…」
「また学校行くのやめる?」
「ごめんなさい…」
「先に出るから、咲もお風呂上がったらお仕置きだから」
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