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無くなった
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三日間も寝ていたなんてそんなに殴られた衝撃が酷かったのか、それとも…
悪い考えばかり浮かんでくる
「咲ボーッとしてどうしたの?」
ふふっと微笑みながら聞いてきた
「祐兄なにか嬉しいことあったの?」
「そうだよ、よくわかったね」
「それってどんなこと?」
聞いたらいけないような感じがするのに気になってしまう
「そのうちわかるよ」
これ以上聞くな
そんな顔をしていた
こんな時に限って頭が冴えている
きっと圭兄にはもう会えない
最後くらいちゃんとお別れしたかった
どんなに苦しくて痛い記憶ばっかりでも仲良く楽しく遊んだ記憶には勝てない
気付いたら涙が溢れていた
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