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空気
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家についても祐兄の機嫌が良くなることはなくてピリピリした空気が流れている
「そこ座って」
言われたとおりにソファの真ん中に座った
「で、どうして待ってなかったの?」
「ごめんなさい」
「謝れって言ってないんだけど」
ティッシュ箱が顔の隣に飛んできた
やっぱり話さないと許してもらえない
「肩、肩を…」
「もっと声出してくれないと聞こえないよ」
祐兄は僕が声が出にくいのをわかっててもっとと言ってくる
出さないとと思えば思うほど出なくなってしまうのに
「ただいま、ってどうした?」
いつぶりだろう?とても久しぶりに見た俊兄は少し疲れているような顔をしていた
「咲が約束を守れなかったから理由を聞いてるだけだよ、はぁ…」
祐兄のため息はどうゆう意味なのか僕にはわからない
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