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少年はいつものように、任務をこなそうとしていた。
「ふああっ!!!ん、あひっ、らぁめええぇっ、ンン!」
淫らに喘ぐ麗しい少年。
「君は本当に可愛いね。行く宛ないならおじさんの所においで」
鼻息を荒くする禿げた男。
「い、いの…??ひゃん!」
「いいに決まっているだろう。おじさんは大歓迎だよ!」
歓喜に身を震わせる男は、ラストスパートに入ったのか腰の動きを速める。
「うれ、しいいい…っフ、んんっ!」
「はァっ、はァっ、おじさん、も、う、イクよ…っっ!」
「うんっ、いっぱいナカに出してえぇ…」
男がイキそうになったその時…
「オヤジ!!!!そいつ、"アカの組織"のスパイです!!!!!!」
一人の男が、切羽詰まった様子で入ってきた。
ハゲ親父の手下だろう。
「!!!」
「なんだと!?!?!?」
イキそうになっていたそれは一瞬で萎え、ズルっと引き抜かれる。
その後は本当に一瞬だった。
少年は鳩尾を殴られ逃げる力を無くし、拘束されたのち、拷問室のような場所に連れていかれた。
何人もの男に金属バットやら何やらで殴られ、蹴られ、踏まれ…。
意識が飛ばないように水をかけられた。
丸裸な上に今は12月下旬だ。寒さでどうにかなりそうだった。
気づいたら少年はゴミ捨て場に捨てられていた。
どこでバレたのか、何をやらかしてこんな結果になったのか、いつも上手くいっていたのに、どうして、いくら考えても分からなかった。
でもこれだけはわかった。
(…この国は甘いな。日本じゃなかったら殺されてた)
可愛らしい少年は痛めつけられても、綺麗な微笑を浮かべて息を小さく吐いた。
(今回の任務で仕事納めだったのになあ)
任務を失敗した少年は、帰る場所がなかった。
少年がいた所は失敗を絶対に許さない組織だ。
失敗したものはその場で自害をするか、他の者に殺されるか、どちらを選んだとしても相手の組織に情報を与えないことが絶対だった。
(今日の気温ならじっとしていれば死ねる…)
殴られて感覚が麻痺しているため寒さを感じていないので、楽に死ぬ事が出来る。
重くなった瞼はゆっくりと閉じていった。
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