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唯一の親友2
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「きゃーっ!!昇君と珀羽兄弟が揃って登校してる!
皆~並んで!」
「えっ、嘘だろ!おい、急いで行こうぜ!」
「ちょっと待って、って」
ドタドタ………
「おはようございます!昇君、初雪君、咲月君」
「皆、おはよう。これからもよろしく、楽しく過ご
そうね!」
「昇君おはようございます!」
「おはよう、皆久し振りだね。僕の事を覚えててくれ
たんだね!嬉しいな!」
「初雪君、体調良くなって良かったです!」
「皆~、おっはよ~!久し振りだな!」
「咲月君、おはようございます!」
俺達が校門の辺りで話をして歩いていると、学校の皆が両脇に一列に並びお辞儀をしていた。男子も女子も、綺麗に声を揃えて挨拶をする。
「何時もながら、この挨拶にはなかなか馴れないな~
俺達アイドルとかでもないのにな」
「僕も苦手だな~。久々に学校来るとねぇ」
「ま、俺達顔も良いし、性格も良くて、学校中の人気
者だからな。」
「俺達はともかく、咲月の性格はちょっと悪いと思う
けどな!」
「昇、酷い!昇の方こそ皆には優しいのに、俺にはち
ょっと酷すぎない!」
「そんなことないさ、なっ初雪」
「昇は性格悪くはないと思うよ!ちょっとブラコンだ
けどね、ま、それは咲月にも言えたことだけどね」
「初雪!間違ってはないけどさー、つか、何気に一番
性格悪いの初雪じゃない?」
「それ、賛成。兄ちゃんは好きだけどちょっとね、」
「咲月も昇もそんなこと言わないでよー」
こいつらと居ると竜までとわ、言わないけどかなり心を開ける。皆の前では皆の理想の俺を演じて過ごすから、家に帰ると凄く落ち着くんだよね~
そんなこんなで教室に着いた俺達は、皆に囲まれてさっきとは違う軽い感じの挨拶をして、夏休み中の事を話していた。俺達には、それぞれファンクラブがあって、その中には竜のファンクラブもあるから少し驚く。
竜は、テストの日だけ皆と違うクラスでテストを受ける。元々頭は良いから、先生達からテストだけは受けて、と言われテストだけはしている。
竜が一人は嫌だと言って俺と二人ですることになったけどな。 NEXT
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