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助け
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気持ち悪い。誰か助けて。
最初は助けを求め叫んでいたが、周囲には誰もいない体育倉庫。一向に人が来る気配はなかった。
次第に春海の行為はエスカレートしていく。
気づけば抵抗できないまま口付けされ、服は半分脱がされていた。
体を舐めるように這う視線と手に、嫌悪感がこみ上げる。
「君の目を覚ましてあげてるだけだよ。」
いやだ、いやだいやだ。気持ち悪い。
そう思う心とは裏腹に体は反応してしまう。
「…っく………ぅっ……やめろ……やめてくれ………」
何とか声を押し殺し、懇願しても無意味だった。
頬に涙が伝う。
情けない自分に反吐が出そうだった。
こんな汚れた体では先生に嫌われてしまう。
自分の置かれた状況より、その事実が一番の恐怖だった。
こんなことなら無理にでも抱いてもらえばよかった。
諦めかけたその時、外からドンドンと扉を叩く音が響いた。
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