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「楓さん、翔さんと言う人が来ていますが」
「うん、通して」
「わかりました」
昨日翔からの電話で楽屋に行きたいと言われていた
もちろん断る理由はない
「おじゃましま・・・」
「楓」
「早すぎたかな」
「気にしないで」
「よっ!」
「葵、別人だね」
「はいはいいつも言われてるよ、それで楽しめたか?」
「めっちゃ!」
「楓ならそこにいるぞ」
「うん」
みんなは興味津々で二人を見ていた
「楓」
「千裕・・・」
「・・・・・・・・」
目の前には千裕がいた
でも違う事にすぐ気付いた
「繭」
「えっ!繭って・・・ギターの?」
「可愛い男の子だったとはね~」
「楓」
「驚いた、ごめんね制服姿の繭しか知らないから間違えたみたい」
「翔にやってもらった」
「そう、すごく似合ってる」
「うん、ありがとう」
繭が何かを見ていた
すぐに気付いて微笑んだ
「気になるの?」
「衣装の羽・・・綺麗」
「じゃ、一本繭に」
「いいの?」
「バラとピアスのお礼」
「ありがとう」
「えっ?その高そうなピアスの送り主も彼?」
「僕が作りました、石を取り寄せてデザインを考えて」
「びっくり!」
「楓、気に入った?」
「うん、とても」
「よかった」
「ちなみにいくらかかったの?知りたいな~」
「・・・・・・・・・・・」
「隠す事ないんじゃないか?」
翔の笑い方ですぐにわかった
きっと花瓶1個分
「なかなか気に入る石が見つからず、焦りました」
「ルビーだよね?」
「ピンクダイヤです」
「ちょ!マジ?」
「オーストラリアのアーガイル鉱山が2018年に採掘の終了を予定しているので見つかってよかったです」
「楓、彼は何者?」
「繭だよ」
「いやいや、どこのお坊ちゃま?」
「さぁ」
「楓、今夜帰る?」
「打ち上げがあるから明日かな」
「打ち上げ・・・女の子も来る」
「繭達もおいで」
「行く」
「うん」
「じゃ、本題に入ってもいい?」
「翔、その荷物は?」
「えっと・・・貴方が華さん?」
「そうだけど」
「うん、サイズはいいかな・・・」
「あの」
「では本校に特待生として入学許可が下りました、入学金その他経費などは一切必要ありません・・・これは入学許可証です」
「えっ・・・でも」
「歓迎します、その制服を着て学園生活を楽しんで下さい」
「翔、どういう事なの?」
「任してって言ったでしょ?華さんは音楽科の特待生として入学が許可されたんだよ」
「信じられない」
「来週から登校してね、ちなみに寮の部屋は葵と同室ね」
「どうしよう・・・俺」
「よかったなイオ、翔ありがとう」
「どういたしまして、教科書とかは葵の部屋に運ばせたから」
「ああ」
「華も高校生か~、よかったね」
「ありがとう湊」
「で、いくらなの?」
「湊、しつこいぞ」
「だって知りたいし!」
「500万です」
「そうか~500万って!!」
「みんな、早く着替えて行くよ」
「そうだった!お腹空いたしね」
「華、俺達同級生だね」
「楓・・・」
「華はピアノも得意だし特待生に相応しいと思うよ」
「すごく嬉しくて・・・泣きそう」
「みなさん、お腹が空きました」
「繭、わかった」
「どこで打ち上げする?いつもの所か?」
「ホテルをご用意しましたので」
「繭君・・・本当に何者なの?」
「楓、僕も明日一緒に帰る」
「わかった」
「ずいぶんなつかれたね~」
そして俺達は不似合いなホテルの大広間に案内された
当然女の子達はいなかった
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