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悪趣味な首輪・・・
見ているだけでムカつくね
「残念」
「ああっ・・・どうしよう、これが無いと和海様に・・・どうしよう」
ここにも首輪に縛られている奴がいたね
家畜用だけど
取り合えず縛り上げて床に放置した
戻って来た繭と翔は顔を見合わせて笑い、二人で体をいたぶり続けた
この二人、悪魔だ
俺なら殴られた方がいい
絶対いい
「ホント、お前らって可愛がられてるの?」
「もちろんだ!」
「あのねぇ・・・そんな恰好しながら言われても笑えるだけだから!」
あの花瓶が入るとかどういう構造なの?
あり得ない
手首も入るって事?
それを繭も平然と見てるとか・・・見ちゃダメでしょ
「繭、あの薬頂戴」
「うん」
薬って・・・?
「これを塗るとね、感度がめちゃよくなるんだよね・・・」
翔は慣れた手つきで何かの薬を塗っていた
感度って・・・繭、一体何を作ってるのかな?
「後何分?」
「1分」
「オッケー」
そして一分後、翔が触れただけであっさり果ててしまった
でも、何度も何度もイカせるから泣きながら苦しんでるし
「翔」
「ん?」
「仕事が進まないからこれ」
「いいねぇ、面倒臭いしこれを縛り付けておこう」
「何故そんなものが?」
「俺肩こりでさ、前に買ったんだけど忘れてた・・・超強力マッサージャー」
確かに強力そう
それを体液で汚れたモノに縛り付け、スイッチを入れた
「ああっ・・・・!」
「翔」
「ん?」
「グリセリンが残ってる」
「原液でいいな」
「ふたはしっかりと」
「もちろん」
グリセリン・・・
簡単に言えば浣腸に使う原液
「どうしてそんな物が?」
一応確認しておかないとね
そう言うプレイは苦手だし
「冬は乾燥するから保湿剤を作る時に必要」
やはり繭が使っていたんだ・・・
「じゃ、一気に行くぞ」
「ああっ・・・ううっ、痛いお腹が痛い!!」
「こいつの穴、やばい・・・拡張されすぎてふたが出来ないんだけど」
「これ」
「いいね!」
グリセリンの容器でふたとか・・・鬼畜な二人
「苦しい・・・ああっ・・・イクッ!」
「どういう飼育をされてるんだろな?」
「こういう飼育」
「いやだねぇ~」
「もう・・・やめて・・・くだ・・・ああっ!!」
そして落ちていた首輪を拾い上げ、翔が言った
「和海、お前いちいち面倒臭い!こいつは外に捨てておくから取りに来いよ」
「首輪に盗聴器が仕掛けてある」
「成程」
「これだけ可愛がってやればみんな当分ここには来ないだろ?」
「そう言う事」
にしてはやり過ぎなのでは?
と思いつつ、窓から外に投げ捨てた
こんな姿を見られたら生きて行けないかも
当然だけど、和海は迎えには来なかった
点呼の時にいなければ誰かが見つけてくれると思う
「そろそろ戻るか」
「うん」
時計は7時を回っていた
寮に戻り、繭に声をかけた
「繭?」
「僕はいい」
「えっ?」
「僕はいい」
また仕事を始めた繭
絶対間に合わせるつもりだろう
そっと部屋を出て、サンドイッチを作ってもらった
飲み物も買って部屋に戻り、邪魔にならない所に置いた
「楓は寝て」
「俺は不眠症だから」
「・・・・・・・・」
「気にしないで」
繭の肩に上着をかけて新曲の歌詞を考える事にした
「繭?」
明け方、繭はそのまま倒れ込んだ
「これを翔に」
「わかった」
急いで翔に書類を手渡し、部屋に戻った
「悔しがる和海の姿が浮かぶ」
「熱がある」
「平気」
「とにかくベッドに行こう」
ベッドにそっと寝かせて、体温を測った
「39度・・・病院に」
「行かない」
「繭!」
そうだった
繭は病院には絶対行かない
じゃ、どうすば・・・
「その棚に点滴がある」
「点滴って・・・」
「脱水も起こしてる」
「どうしよう」
繭は右手が使えない
俺は針なんて刺したことが無い・・・耳と舌以外は
翔は書類を仕上げると言って学園に行ってしまった
「繭、俺を信じてる?」
「うん」
「じゃ、葵も信じれる?」
「・・・・・・・・」
「繭!」
「うん」
「ありがとう」
「って、どうして俺?」
「扱い慣れてるかなって」
「お前なぁ・・・」
何となく葵なら出来そうな気がして連れて来た
もちろん、葵は薬などやらない
だから何となく・・・
「何か腕を縛る物!」
「リボンでいい?」
「ああ、じゃ腕をそれで結べ」
「リボン結び?」
「ふざけるな!」
「わかった」
「繭の血管は細いから慎重に行かないとな」
「消毒とかいいの?」
「忘れてた!持ってるか?」
「僕のデスクの中」
「持って来る」
引き出しを開けて驚いた
繭はたくさんの消毒液と薬を作って持っていた
「はい」
「よし、じゃ・・・行くぞ」
「うん」
針が刺さるのを見ていたら背中がゾワゾワした
「よし、うまく入ったからテープで固定だ」
「これでいいかな?」
「十分」
「繭、痛くないか?」
「はい」
「後は熱だな」
「解熱剤とか使う?」
「いい」
「でも」
「いい」
「わかった、葵どうすれば?」
「熱は?」
「39度」
「じゃ、わきの下と足の付け根を冷やせ」
「うん」
「寒がるようなら手足を温めて汗をかいたら着替えをこまめにしてやれ」
「うん」
「医務室に氷枕があるからそれも使え、だけど頭を冷やしても熱は下がらないからそれは繭に聞け」」
「わかった」
「点滴をしているから解熱剤は使わなくてもいいと思うけど、とにかく休ませろ」
「うん」
「何かあったらすぐ知らせろ」
「わかった、こういう知識だけはあるんだね」
「はい?」
「助かった、ありがとう」
「ああ」
こうして俺の初めての看病が始まった
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