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数学の出来
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休み時間に入って問題用紙を置きに行くのと同時にみーくんたちと話す。主に時間のつぶし方についてだけれども。拓麻と遠藤くんには数学の手応えとあとは化学の不安なところを聞きに。
「数学どうだった?」
「俺はいけたような気がする。特にあの応用。やったまんまだった」
と遠藤くん。
「俺もいけたような気はするけどやっぱ間違ってる気もするし……。それに時間も足りなかった」
と拓麻が言う。
「応用ができたのは素晴らしい。ちゃんと勉強したことが身についてる。時間が足りないのは慣れね」
「俺は紅葉には負けるだろうけどかなりの点数行けた気がする〜」
にやっと笑って言うみーくん。その顔に私の胸はキュンと鳴く。
その顔は反則よみーくん……。えっちぃ……。
「じゃあ、化学の不安なところ!」
「なんか行ける気がします!先生!」
「先生じゃないから」
苦笑いをして言う。先生になった覚えはない。確かにスパルタ教師はしてたけども。この高校の生徒ですから。
「拓麻は?どう?」
「いや、大丈夫だよ。化学は割とできるし?」
「そうね。知ってるわ」
拓麻は馬鹿そうに見えて──馬鹿だけど──化学はとか生物とか理科に含まれるものは得意だった。だから化学に関してはそこまで私も心配してない。
「あ、そうだみーくん。問題解き終わって見直しも終わった後って何してる?」
「俺はペン回しとか落書きとか……あとは寝てるかな」
ようやく本題に入れた。
ペン回しね……私あれ苦手なのよね。どうもうまく回らなくて。
落書きも書くネタが思いつかなくていつも楽器しか書いてなかった。
あとは……
「やっぱり寝るわよね」
寝る。これしかない。寝てもなんとも言われなさそうだし寝るか。うん。寝るしかない。
「ありがとう」
「いーえー」
チャイムが鳴るまであと3分。そろそろ席に着こうかしら。
「みんな化学頑張ってね」
「「ん」」
「紅葉もね」
「もちろん。100点取ってやるわよ」
そうしてみんな席に着いた。
化学は元素記号と原子番号がわかってればほとんどいけるはずだからできる。きっと。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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