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ミニ診察
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部屋でベッドに横になっているとパパが来た。
「だるいか?」
「少しだけ」
「診なくてもまぁ紅葉は風邪っぽくなかったからほぼ間違いなく疲労からくる熱……かな。ゆっくり休めばよくなるから。あとは頑張りすぎないこと。日頃から適度に休んで。俺から言えるのはそんなもんかな」
パパが珍しくしっかりしている。この光景に私は少しだけ驚いている。いつもはオドオドしていてママに押されているあのパパが、ちゃんとしている。これが仕事モードのパパなのかしら。
「熱も多分だけど今日ちゃんと寝てれば下がると思うから明日は学校行けるぞ」
「わかったわ」
「じゃ、お大事に」
そう言ってパパは部屋を出ていった。
とりあえず寝ましょうか。
「紅葉、起きて。お昼ご飯食べよう」
「ん……ふぁぁ……おはようパパ」
「おはよう。気分はどう?」
「ちょっとだるいわ」
「食べる前に熱計ろうか」
「ええ……」
体温計の音が鳴り見てみると38.7度。
「上がってるね。とりあえずご飯食べよう。起き上がれる?」
「…………動けない……助けて……」
「やっぱりかぁ。よっこいしょっと」
自分の力では起き上がれなくてパパの力を借りた。
高熱が出るのは10年振りくらいでとにかくだるくてだるくて仕方が無い。
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