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さてさて、私は今みーくんと一緒にいるわけなんですが、みーくんに迫られております。理由はまぁ、テストの件よねぇ。困った困った。
「早く言わないと襲っちゃうよ?」
「おそ……?」
「ま、許可ないと多分殺されるからできないんだけどね」
「ん??」
意味が全くわからないことを淡々と述べられた。
お願いと言われても何も思いつかな……あ……。
「遊……園地……行きたい……」
俯きがちに言い、みーくんの顔をそっと見ると穏やかな顔で微笑んでいた。
「いいよ。行こっか。いつにする?」
「部活がない日にでも……」
「うん、わかった。他は?」
「他……?」
「うん。他」
「コン……クール、見に来て……ほしい……」
「もちろん」
こんな家族でもないのにわがままを言っていいのかというくらい言ってしまって私の心臓は過去最大級に動いている。
迷惑……じゃないかしら。もしそれで別れるって言われたら…………。
考えれば考えるだけ涙が出てくる。
「紅葉?なんで泣いてるの?」
私の涙に気がついたみーくんが心配そうに話しかけてきた。
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