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作戦
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Side拓麻
幼馴染みにできることってなんだろう。そう考えた結果がこれ。もちろん俺だけじゃできることはたかがしてれいるから
「篠宮、頼みがある」
「ん?何?」
「遠藤さやかの動きを止めてほしい」
「え?誰?」
あ、まずはそこから。まぁそうだよな。特に際立って目立ってるわけでもないし。取り巻きがいないと何も出来ない、そのグループではリーダーなのかもしれないけど周りから見るとまるで金魚の糞のような奴。
「まぁ要するにお前のことが好きな奴だ。そいつが紅葉に嫌がらせをしていて、人のことを悪く言えない、誰にも迷惑をかけたくない、人1倍優しくてお人好しで、クソ女の為にお前と別れた方がいいんじゃないか、でも別れたくない、とかまぁ色んなことを誰にも言えずに溜め込んで溜め込んで溜め込みまくった結果がこれだ」
今までもよくあった。例えば中学をどうするか。
元々頭がとてもいい紅葉は教師に中学受験をするのはどうかと言われていたらしい。らしいと言うのは後から聞いた話だからだ。
教師にそう言われたのを誰にも言えず、毎日毎日悩んでボーッとして、体育の時間にボールが飛んでいっているのにも気付かず、そのボールが頭にあたり、倒れた時には意識がなくなっていた。
幸い、意識は保健室に運び込まれてすぐ戻ったので大騒ぎにはならなかったが、普段ならありえないだろうと問い詰めた結果中学受験の話が出てきた。
その後上山家で話し合った結果中学受験はせず、そのままみんなと同じ中学に行こうということになったようだ。
ちなみに、その倒れた後すぐ紅葉は熱を出した。溜め込むと熱を出すのは今も昔も変わらない。
「森野じゃだめなの?」
「俺はある意味他人だし、当事者且つあいつが惚れてる奴から言われた方が精神的にボロボロになるでしょ」
「なるほど。で、何すればいい?」
「お、やる気ですな?俺が、あいつが紅葉に嫌がらせをした証拠を持ってるからそれ渡すからあいつにガツンと言ってやって」
「了解」
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しばらく更新停止してしまっていてすみません。私の精神状態がちょっとひどくて書くことができませんでした。しばらくは日曜日のみの更新で、後々水曜日にも更新できるように頑張りたいと思いますので、これからも「オネエさんの日常」をよろしくお願いします。
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