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たったひとつの。
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うらたsaid
ほんとに何も見えねえんだな。
これからも。
あいつら大丈夫かな。
浦島坂田船どうしよ。
せ「うらたん!」
し「うらたさんや・・・!」
さ「う、うらさ、、!!」
病室のドアが勢いよく開くのがわかった。
あぁ、皆か。
う「ごめんな。俺なんも見えねえんだわ。」
せ「ちょっとー、そんな、包帯なんかしちゃって、うそ、なんでしょ?、どっきりですよねえ?」
う「・・・。」
し「うらたん・・・俺もっとうらたんに・・・!」
う「まーしぃか?」
し「うん、」
う「お前ら今どんな顔してんの?」
さ「言えないよ、うらさん、。」
う「なんで?」
さ「っださい、じゃん、!俺らみんな、揃って泣いて、うらさんの、あほ!」
う「あほって・・・。」
なんでこいつらが泣いてんだ?
俺は迷惑かけてんのか。
う「・・・今後の浦島坂田船の事だけど・・・。」
俺は辞めるしかない。
せ「続けましょ。」
う「・・・え?」
せ「4人で、浦島坂田船、です。どうせ俺が辞めようとか思てたんでしょ?」
う「そりゃ、お前ら3人でどうとでもなるだろ?」
さ「なるわけない!!」
急に坂田が大きい声出すからビックリした。
さ「うらさんがおらん浦島坂田船とか・・・!そんなん浦島坂田船ちゃう!うらさんがおらんかったら俺も辞めるわ。」
せ「俺も」
し「俺ら皆うらたんが大好きやねんで?4人でやろや。」
う「・・・。」
続けても迷惑かけるだけで、俺はライブにも出れないだろうし残っても意味がない。
う「・・・俺が、続けたとしてさ。お前らの事なんもしてやれねえよ?むしろデメリットだけ・・・。」
さ「うらさん、俺らほんまにうらさんが大好きやねん。一緒にやる理由とか、それだけでええんちゃうん?」
し「頼むから、うらたさん・・・!」
せ「うらたんがおらんと俺嫌ですよ?」
そうか。
俺はなんて自分勝手だったんだろう。
迷惑にならないようにしてたのが逆に迷惑とか、皮肉だな。
でも、こんな大好きだって伝えてくれる人がいるなら、一緒にやりたいって言ってくれる人がいるなら。
何度でも歌う。
それにこいつらだけじゃない。
crewの皆、スタッフさん、他の歌い手さんたち。
俺も、こいつらともっともっと歌いたい。
う「ごめ、んなあ、!今からって時に・・・!俺もいてていいのかなあっ?俺もお前らと歌って、許されるかなあ、?」
せ「っ、なんですか、それっ、歌いましょや、!」
し「せやで、?俺らもっとうらたんと笑いたいもん、!」
さ「うらさんにはいつも助けられてばっかりやったから、今度は俺の番や!恩返しさせて?」
う「ありがと、なあ、、!」
これからもずっと、こいつらといよう。
一生切れない縁だよな。
こいつらを大切にしよう。
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