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別れるメールの代わりに、
僕のことをどう思っているかメールで聞く。
送信してすぐに返事がきた。
そこにはもちろん。
「愛してるよ」
と一言書かれていた。
何を信じたらいいのか分からなくなってきていた。
僕は屋上に昔からの友人であり、
彼との共通の知り合いでもある奴を呼んだ。
いつも優しくしてくれる奴。
こいつと一緒にいる方が幸せだと感じることが多くなった。
「どうかしたか?」
そう聞きながら僕の頭を優しく撫でる。
僕はずっとモヤモヤしていたことを、
友人に話した。
「…もうどうしたらいいのか分からない。」
僕は涙を流すまいと顔を伏せる。
静かに僕の話を聞いてくれた友人は、
どこか怒っているように見えた。
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