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保健室を出て、
教室に顔を出すと、
友人が机で寝ていた。
良く寝れるなと思う。
気持ちよさそうな表情で、
僕はふと、
髪の毛に触りたくなった。
僕は友人の髪の毛にそーっと触れた。
「…気持ちいい」
僕がそう呟くと、
「何してんの?」
友人が腕の隙間から僕を見ていた。
驚いて反射的には離れる。
「学校、来てたんだね」
友人の言葉に僕はうんと頷いた。
「保健室にいたの?」
「うん」
そっかと友人は息をつく。
「元気そうで良かった」
次は友人が僕の髪の毛に触れた。
「…ありがとう」
僕は照れくさくなり俯く。
「っし、
帰るか」
友人に手をとられて歩き出す。
何故か振りほどくことはできなかった。
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