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CAGE4:あの日の同罪ー倉橋 洋ー4
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「……んっ……………」
歯を当てないように唇に力をいれて、必死に頭を動かす。
徐々に固さを増していくそれに気持ち悪さが募っていく。
顎が外れそうになるぐらい奥まで入れて、ようやく詰まるような息が聞こえてきた。
「ああ、いいね。とてもいいよ。そろそろラストスパートかな。」
その途端、急に頭を固定され、勢いよく口の中のモノが出し入れを始めた。
「ぐっ……ん……ん」
喉の奥を突かれると嗚咽が止まらない。
逃げようとしても俺の力は到底及ばず、ただされるがまま。
「じゃあイくよ。」
喉の奥深くを貫いて、父親は精を吐いた。
喉を伝っていく精液は熱く苦く、喉を焼いていく。
「んぐっ………ゲホッ……ゲホッ……ゲェ……」
モノが引き抜かれると酸素が入り込んでくる。
と同時に吐き気に堪えられず、嗚咽を漏らした。
床に伏せていたら手が伸びてきて、上を向かされる。
視界いっぱいに広がる笑みを浮かべた父親の顔。
「今日も可愛かったよ。」
「………っ」
何も言えない、何も出来ない。
俺はただ、耐えるだけ。
それから数週間後、退院をした母親が家へと帰ってきた。
母親なんてこれっぽっちも待ち望んじゃいなかったが、その腕に抱かれていた小さな命を俺は何よりも待ち望んでいた。
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