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CAGE4:あの日の同罪ー倉橋 洋ー8
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夜が来れば俺は部屋から連れ出され、両親の相手をさせられる。
今日は母親だった。
父親はまだ仕事から帰っていないらしい。
最近は全く勃起しなくなってしまったため、薬を飲まされ、無理矢理勃たせられていた。
いわゆる媚薬と言うやつで強制的に快感を植え付けられる。
俺の上に跨がる女。
嫌悪感しかないのに、モノを入れれば身体は快感を拾う。
「ああっ……もっと、もっと奥……」
「………っ……」
最近気付いたことがある。
父親は俺を最高傑作だと言って愛でているが、この人は違う。
この人は本当に父親が好きで、それでもその父親の愛は俺にばかり注がれて……
それが気に食わないらしいのだ。
「あっ……どうして……どうして貴方なの……」
俺の上で腰を振りながら、そんなことを言う姿はまさに滑稽だ。
「貴方はあの人に愛されてる……んっ……だからっ……貴方の愛を私にちょうだいっ………そうすれば、あの人の愛は私のもの……ハァッ…」
「……ッ………」
徐々に薬の熱に犯されていく。
上に跨がる女が誰かなんてどうでも良い。
ただ熱を吐き出すことだけに集中する。
事を終えても熱は冷めず、持て余した身体はトイレに隠って処理をした。
ある程度出しきって自分の部屋へ戻れば、日向が駆け寄ってくる。
「にぃさん、大丈夫?」
「ん、大丈夫。」
「ほんと?」
「本当だ。」
日向は少し目を伏せて、それから微笑んだ。
「それならよかった。」
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