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CAGE4:あの日の同罪ー倉橋 洋ー10
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「あ………」
情けない声を漏らしてしまったのは、ドアの先にいた日向の目があまりにも驚いた色を見せたからだ。
「にぃさん……?」
「ぁ………や……っやだ……」
母親は何かを気にするでもなく、俺の手を引いたまま部屋の中へと入る。
そして部屋の中心で俺の身体を床に転がすと、その上に跨がってくる。
「洋、お兄さんなんだから立派な姿見せないとね。」
「やめっ……んっ……」
厭らしい手付きでモノに触れられれば、ビクッと身体が跳ねた。
視界の端に怯えたようにこちらを見る日向が移った。
くそっ………!
ギリギリと唇を噛んでみてもどうにもならない。
気付けば上に乗る女は俺のモノを中へと挿れようとしている。
「に、にぃさん……っ!」
「くっ………ひなっ……見るなっ……見るな!」
悲鳴にも似た懇願に、日向は一歩後退する。
その間にも女の身体へとモノが沈み込まれていく。
「あら、洋……貴方、弟に見られて興奮しているのね。んっ……いつもより固い。」
「ふっ…んん…………っ」
「ほら、腰を振りなさい……弟を守りたいのでしょう?」
まるで悪魔の囁きだ。
それを言われてしまえば、俺は従うしかない。
女の腰に手を掛けて、ぐっと奥まで突き入れる。
「ああっ……そうっ…そうよ!」
「くぅっ………」
薬のもたらす快感と日向を守らなければならない使命感と、見られたくない羞恥心とで頭が混乱していく。
「いいっ……いいわっ……ハァッ…」
「くそっ………」
結局はまた俺は無力で……
何も守れやしない。
「洋にぃさん……!」
名前を呼ばれて虚ろな視界を横へ流す。
ぼやけてよく見えない。
でも何だか手を差し伸べられているようだ。
「ふっ………あ……た、のむ………っ見ないで…くれ」
今の俺にはそう言うのが精一杯で、あとはただ絶頂に向かって腰を動かし続けた。
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