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夜と狂人の出逢い
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何も言わず、ソワールと名乗ったその男は、
俺の首筋に甘く歯を立てた。
甘い毒のような快楽に、何時の間にか俺の興味は、
ソワールという男に吸い寄せられていく。
「何を……しに来た………」
喉がからからで、喘ぐような音しか出て来ない。
「…名前は?」
エデンの蛇がそっと囁く。
「………サイ。」
熱に浮かされる様に、俺の口から、勝手に言葉が零れ落ちた。
「君は………何をしに……此処へ来たんだ…」
甘い痺れが躰を満たしていく―――。
彼は、俺の渇きを癒してくれる―――
何故か、そんな気がした。
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