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やっぱり俺は… 裕也side
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「もしもし」
『あ、もしもし先輩?ちょっと今いいですか?』
すさ
「いいよ」
珍しいな。
永遠君から電話をかけてくるなんて。
『先輩僕ね考えたんです。
どうするのが1番いいのかって。
その時答えは出なかった。だから新藤先輩に相談したんです。そうしたらストンと答えがでて僕はこうしたい!って思いました。
でも、それは僕が思ってる事であって先輩とは思ってる事は違う。
それは今日嫌という程思い知りました』
なに?
今日??
ってか新藤に相談したとかなに?
なんで俺に言わないの?
「永遠君・・・?一体何を」
『先輩、1つだけ答えてください。
先輩の幸せって何ですか?』
は?俺の幸せ?
そんなの決まって…
「俺の幸せ・・・そりゃ永遠君と付き合えることかな」
『やっぱり先輩は優しい。優しいから辛い。
先輩、もう無理しなくていいんですよ』
どうしたの?今日の永遠君おかしいよ
「無理って何?」
『先輩、俊の事が好き何でしょ?
今日見ましたよ。2人で仲良くファミレスに入っていく所を。僕といるより先輩楽しそうでしたね。
そりゃー本当に好きな人と居るんですからね。
安心して下さい。誰にも言いませんから。
でもごめんなさい。今は素直に喜べないしおめでとうございますとも言えません。
だけど、2人の邪魔をする気は全くないので。
ちゃんと先輩への気持ちは思い出にします。
だから僕の気持ちの整理が出来るまでは好きでいさせて下さいね。
もう僕の連絡も消してもらって構いません。
もう屋上へは行きません。
今まで楽しかったです。ありがとうございました』
は?なにそれ
「永遠君!永遠君僕の話を・・・・・・」
あ、切られた…
どういう事?
俺が俊君を好き?
んなわけないじゃん。
もう屋上にも来てくれないの?
俺たちの接点はもう無くなるの?
そんなのさせるわけないじゃん。
俺は永遠君が好きだから。
だから絶対諦めない。
そのためにも作戦会議が必要かな。
でも、もう会ってるところを見られるわけにはいかないので、今度は電話にしよう。
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