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ごめんなさい
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あれからしばらくしてお母さんが来た。
僕の顔を見た瞬間に泣いていた。
あぁ、僕はこんなにも心配をかけていたんだな…
って思ったよね。
「お母さんごめんね心配かけて・・・」
「本当よ。でも良かったわやっと目が覚めて。
もうすぐ俊君が来てくれるみたいよ」
「え・・・」
今は俊には会いたくない。
「お母さん」
「なぁに?」
「俊をこの部屋には入れないで。今は会いたくない」
「どうして?」
「ごめん・・・どうしても無理なら僕が出てく」
「永遠・・・わかったわ。俊君には悪いけど今は永遠の気持ちが大事だものね」
お母さんが出ていった。
その日はもう誰も来る事は無かった。
お父さんはどうしても来れなかったからメールで物凄く心配された。
どうしたの!?ってくらい長文を送ってきた。
僕は本当に好きな人の愛は貰えなかったけど、
家族の愛ならいっぱい貰えるんだ。
それからしばらくしてもう誰も来ないと思っていた病室に
コンコン
「はい」
「失礼します。私は担当医の永見と申します」
「あ、よろしくお願いします」
「はい。こちらこそ。それでですね。七瀬さんもう1度精密検査を受けて頂けないでしょうか?」
「精密検査ですか?いいですよ??」
それから僕は永見さんと一緒に精密検査を受けに向かった。
なんか色々やって疲れた・・・
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