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俺じゃダメ? 祐也side
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永遠君の話を聞いていたら俺に振られるとか俺に避けられるとかそういう話ばっかりだった。
たしかに今までの俺に告白してきた男達には嫌悪感を抱いていた。
でも永遠君は別だった。
初めから別でたった数日会えないだけで会いたくて仕方がなかった。
新藤と永遠君が仲良く話していたり
俊君と話しているのを見るのも嫌だった。
新藤とは俺が俊君をとったから話す相手があいつしかいなかっただけだし、俊君は幼馴染だからってのも分かってる。
自分が心狭いってのも十分理解している。
「永遠君、俺ねいつも俺に言い寄ってくる男も女もだけどとっても嫌だった。俺の何を見て好きだっていってるんだって。
でもね、永遠君は別だった。
永遠君のいう通り初めての数日間会わなかった時に俺はいつも通りに忘れるんだって思ってた。
でも違った。自分から俊君に話しかけて永遠君に伝言を頼んだり、連絡先聞くのですらドキドキしていたからね。
テストの賭けの時に遊園地行って永遠君に初めて告白された時永遠君あの後すぐ帰っちゃって俺戸惑ったんだ。
いつも告白されて嫌悪感しか浮かばなかったのにその瞬間可愛いって思ってる自分がいてさ。
それからなんか避けられてて悲しかった。
そんなことを考えてなんでだろうって思ってて俊君に話を聞いてもらってた。
たぶんそこを見て永遠君は勘違いをしたんだと思う。
もう俊君から聞いてるのかな?」
永遠君が頷く。
だよね
「まあそんなこんなで自分の気持ちに気がつく事が出来たんだ。
永遠君、俺永遠君が好きだ。
俺と付き合ってください」
人生で初の告白だ。
「先輩……僕で、いっいいの?」
「永遠君がいい」
「僕も先輩が好き、大好き!!」
「ありがとう、永遠」
「ゆっ祐也さん」
晴れて俺たちは恋人になった。
ここにくるまでに色々と問題もあったし、すれ違いも勘違いもあった。
それでも永遠君となら俺はこれからもやっていけるような気がするんだ。
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