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俺らの答え。
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「俺達って・・・世の中から見て、どうなの。」
投げかけられた問いは、俺達にとってどうでもいい様で、すごく大事な事だ。
同性愛者ってのは、男にしろ女にしろ、恋愛一つ取っても大変な事だ。
社会的にも疎外されたり、要らない偏見とかもまだ残ってる。
でも、この生き方を選んだのは俺達であって、誰にも否定する権利は無いと思ってる。
だから、
「堂々としてりゃいいんだよ!」
言ってブランコから飛び降りた。
そして言ってやった。
「誰にも遠慮なんかする必要ねえ!自分らしく生きてりゃいいんだよ!」
夕闇が迫ろうとしている、夕暮れの日差しの中、
一番の笑顔で言ってやった。―――少しでも、不安が拭える様に。
そうすると、やっとあいつは儚く笑って―――
「たとえ世界が敵になっても、俺はお前を離さない」
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