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今日も明日も明後日も 1
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初めに
・オメガバース作品です。
・一次創作です。
・若しかしたら「ん?」と思う部分があるかもしれません。
苦手な方は今のうちにおかえりください。
※見たあとの批判などは受け付けてません。
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登場人物
高校2年生 南 俊太 (みなみ しゅんた) Ω
ツンツンしてる性格故に友達が少なく、クラスメイトからも一歩引かれている。
不良じゃないのに何故か不良と間違えられる。馴れ馴れしく構われるのは好きじゃない。背は低い方だが顔はいい顔してる。
高校2年生 谷田幸介 (やた こうすけ) α
女たらしで男女共に友達が多い。1人で居る人がほっとけず構いに行っちゃう。
性格は優しくて気くさ。構いに行く性格無くせば背も高いし、いい男部類の人。
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「あ、おーいしゅーんたー!」
「……」
「しゅーんちゃーん無視は良くないんじゃない?」
「ほっとけよ。何で俺に構う」
「いやぁ1人で居てる人ってほっとけなくてさ〜」
「小さな親切大きなお世話って言葉知ってるか?」
「えっ酷いなぁ善意やのに」
「うるさい」
俺のクラスには馴れ馴れしく毎日飽きずに話しかけてくる頭のイカれた野郎が居る。
こんな友達の少ねぇ、ましてや野郎何かに構って何がしたいのか、皆目見当もつかない。
俺は不良じゃないが性格上人と馴れ合うことが苦手で、
さっきも言ったが友達が少ない。
好きでこうなった訳じゃないが、まあしかし少しクる物がある。でも、もう進級して1ヶ月も経つのに未だにクラスの奴の名前なんて覚えちゃいない。
俺の方が頭おかしいんじゃないかと錯覚してしまう程だ。
それに対して毎日話しかけに来るアイツ。確か名前は「谷田 幸介」だったかな。
流石に毎日話し掛けられれば名前は覚えた。
谷田には友達が沢山いる。女子も男子も均等にいるんじゃないかって位居る。
俺からしたら多すぎて逆に引くレベルだ。
そんな奴が俺に構う理由。それは
「1人で居る奴が可哀想だから」
馬鹿にされているのかと初めは思ったがどうやらアイツは真剣なようで。俺は呆れに呆れた。
迷惑と親切を間違えるとただのウザイ奴。だ。
本当何でこんな奴と2年も同じクラスになったのか、神のいたずらは酷である。
「あ、俊太!これから定期検診だよ一緒に行こうよ」
「やだよ。お前はお前で行け」
「相変わらず冷たいな〜」
「あ、いたいた。谷田!ウチらと一緒に行こー!」
「お呼びだぞ。さっさと消えろ」
「ちぇー。仕方ない。また後でね」
「来んな」
もう一つ谷田には特徴がある。それは女たらしだということと、彼女は作らない主義で女の子を取っ換え引っ換えしたりしているらしい。ということ。
まあ顔はかっこいいし、性格も優しくて俺のようにツンツンしてない。巫山戯た迷惑思考を除けば普通にいい男部類に入っているだろう。別にコイツになりたい訳じゃないが、神はずるい。
この世の人間は α β Ω と三種類に分けられる。
本人も公言しているがアイツはαだ。
女の子を取っ換え引っ換えして、下手に孕ませたりしたら大変なのに良くやる。と思う。
俺は何処にでも居るβだから大丈夫だけど、社会的地位は低いけど希少価値の高いΩの発情期はαにとったら毒と聞く。俺は警察沙汰にはなんなよ。と心の中でアイツに言っておく。
話しが逸れたが、今日はα β Ω を調べる定期検診の日だ。
学校で行っているので検診料は少し安い。
性は大体15〜18歳迄にはきっちりと決まると習った。
俺はβだから覆ることも無い。高一の時の診断書にそう書いてあった。だから検診を受けるだけ無駄なのだ。
しかし決まりは決まり。俺は大人しく採血され、先生の話を聞き、検診を終えた。
あとは一週間後に届く結果を待つのみである。
しかし、まぁ疲れた。検診は時間がかかる為、終わったら各自解散らしい。アイツが来る前に一刻も早く教室に戻り、家に早く帰りたい。
「しゅんたー!」
「………」
俺の小さな小さな願い事。それは叶わないらしい。
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