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嘘だよね4(終) kyrt(fjrt)
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今回誰かが死にます。苦手な人ごめんなさい!
もうちょっとほのぼのが書きたかった…
――――――――――――――――――――――――――――
「レトさん、好き」
「っそ、キモい」
冷たいなぁレトさん。そこんとこも好きなんだけど。
フジはいつ気づくんだろう。彼女をとられてどんなに悔しいかな。考えただけでゾクゾクする。
そんな事考えてる時に"ピンポーン"と軽やかな音とともに「レトさんいる?」と男の声が聞こえてきた。
それを聞いてレトさんはスッと立ち上がり扉を開けた。
「なんや…フジ君」
「レトさん…ごめん。本当にごめん。」
フジの事驚かしてやろうか。うん、そうしよう。
「よっ、フジ」
「!?…キヨ。どうして」
「俺、レトさんと付き合う事にしたわ。ね、レトさん」
フジ君の前で言うの!?っていいたいみたいに目を見開いて硬直しているレトさんは震える声で「…!?…あ、うん」とだけ言った。
「本当なの?レトさん」
「あ、あぁ本当やよ!」
「そっか…じゃ、今日はごめんね、帰るね。」
「…じゃあな」
あースッキリしたー!にしてもレトさんビビってんな。
「どうしたのレトさん」
「…なんでもあらへん」
「なんでもないことない!教えて?」
「…俺、俺フジ君が恐いの。別れた理由知ってる?」
「些細な事で喧嘩したって、」
「それもそうなんだけどな、その、喧嘩したあとフジ君に殴られて正直本当に恐かったんやよ。」
「…そっか。でも今は俺がいるから」
と言い、泣きそうなレトさんを優しく包み込むように抱き締める。
ピロン ライン通知だ。誰からだろう。
…ッフジからだ。明日フジの家に行かなきゃならないんだな。そっか。やだ、レトさんと一緒に居たい。
でも行かないといけない。フジにレトさんをとられないように。ズット俺ノ腕ノ中ニイルヨウニ。
「フジ、来たぞ。」
「あぁ、あがってあがって。」
俺はフジの家のソファーに座ったところでフジが口を開く。
「なんで、なんで俺のレトさんをとるかなー」
震え声で俺に訴えてくるフジは泣いていた。
「嘘だよね、嘘っていって、嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘!」
「嘘じゃな…ッ」
いきなり腕を強く掴まれる。血が止まりそう。掴まれたところから下、色が変だ。
「嘘じゃねぇよ!!」
俺がそう叫んだら、フジはいきなりで吃驚したみたいで、手の力が弱まった。その隙に俺は腕から手を振り落とし、俺はフジを突き飛ばした。
あたりどころが悪かったらしく、頭から血を流しながら気を失っていた。
「…ッ」
俺は怖くなり、フジの家から逃げ出した。
あれから数日後、レトさんの家に俺は向かっている。
というか、ついた。合鍵を使って入ってみると、
なんか、あれだ、鉄?の匂いみたいな。
「レトさん?」
呼んでも返事が来ない。
俺は恐る恐るリビングのドアに手をかけ、開けた。
そこにいたのは____________
真っ赤に染まったレトさん。
「嘘…だよね」
End
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