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ゲーム、進展? …7
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「こ、怖い、の」
前世での孤独を今世と重ねたルシエルは、無意識に涙を流した。
「怖い?……何が?」
ルシエルの異変に気付いたアルフレッドが、優しくルシエルに語りかける。
ルシエルはほぼ無意識に口を開いた。
「この、気持ち良さを知ったら……アルが、いなくなったら、僕、どうすれば、良いの?」
「ルゥ?どうした?私は、いなくならないよ?」
「アルがいないと、ダメな身体に、なる前、にっ……やめないとっ……僕、どうなるか、分からな……いっ!……だか、ら、怖、い!怖い、よぉ!一人は、嫌。一人で、スるのは、嫌なのぉ……」
前世と今世が混濁している状態で、ルシエルは涙を溢れさせながらそう言った。
ルシエルの突然の告白に驚きつつも、アルフレッドは微笑みながらルシエルへとキスを落とした。
「ルゥ?一人でするって、どういう事?」
何度もキスを落としていると、ルシエルの意識がアルフレッドへと向いた。
「あ、あの……いつか、アルと別れたら……その……」
ルシエルはそれ以上を言葉にする事は出来なかったが、アルフレッドはルシエルの言わんとしている事を何となく察した。
そして、しばらく考えるそぶりをした後、再びキスを落とした。
「可愛いルゥ。……私の事が、そんなに好き?」
「……えっ?」
アルフレッドの斜め上の回答に、ルシエルの意識は徐々に今世へと引き戻される。
「ん。……ほら、余計な事は考えずに私を見るんだ。そして感じて?」
アルフレッドが、そう言って、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ!……んっ」
「そう言えば以前、ルゥは将来のことを悩んでいると言ったけど……」
ズリュ、グチュ、と結合部から音がする。
「もしかして、私達の将来を、悩んで、たの?」
「は、あっ……だ、だって……んんっ!」
アルフレッドが、ルシエルの涙を拭って、優しく口付けた。
「大丈夫……大丈夫だから。一人でなんか……一人になんか、させないよ」
「あっ、やっ……んん」
アルフレッドがルシエルの手を取って、結合部へと導く。
「ほら、ココ……ルゥと、繋がってる」
「あっ……あ、やっ!」
アルフレッドがゆっくりと腰を動かすと、ルシエルの手にアルフレッドの熱い塊が、自身を出入りしているのを感じる事が出来た。
「分かる?私がルゥの中に入ってるのが」
アルフレッドがお互いの境目をなぞるように、ルシエルの手を動かす。
「あ、はっ……すご……い」
「この熱を、ルゥが欲しい時は、いつでも、あげる」
「あっ!……で、でも……だって!……あんっ!!」
ルシエルの言葉を遮るように、アルフレッドが腰を強く打ち付け始めた。
「ほら……今は、何も考えないで?」
「ああっ!……んっ、あっ」
感じたくないのに、その気持ち良さにルシエルは逆らえない。
ギッ、ギッ、とテーブルが軋む音が響く。
「決して、離さないから」
そう言いながらアルフレッドがルシエルと唇を重ねた。
その温かい唇に、ルシエルは新たな涙を流す。
アルフレッドの言葉が、とても嬉しかったから。
「んっ、んんっ」
激しくキスを交わしながら、アルフレッドが小刻みに腰を揺らす。
アルフレッド自身も、いつもと違う状態で挿れたせいか、ルシエルの中をいつも以上に感じていた。
アルフレッドの竿を扱くように動くルシエルの内壁は、まるで生きているかのようにアルフレッドを追い詰める。
その動きは、アルフレッドをすぐに絶頂へと導いた。
「っ!……ルゥの、中、すごい……っ、ルゥは?感じ、るっ?」
アルフレッドに追い詰められて、ルシエルが段々と快感に飲まれていく。
「んっ……感じるっ、よっ……あ!アル!アルぅぅう!」
「っっ!……出すよ?」
アルフレッドはそう言うと、グラインドするように腰を動かした。
ギッギッとルシエルの下のテーブルが鳴く。
が、それ以上にルシエルが鳴いた。
「ああ!あ!ん!それ、やぁ!ああ!」
アルフレッドのはち切れんばかりの竿が、一定のリズムを刻みながらルシエルの前立腺を押し上げる。
それに感じたルシエルの内壁が、ギュウギュウとアルフレッドを締め付けた。
搾り出すようなルシエルのその動きによって、アルフレッドはあっという間に快感をルシエルの中へと解き放ったのであった。
その後、繋がったままベッドへと移動した二人。
繋がったところへアルフレッドが香油を垂らす。
そして今度は先程の刻むような動きではない、激しい抽挿を繰り返した。
テーブルの軋みは聞こえない代わりに、結合部からの水音が響く。
アルフレッドの激しさに、ルシエルは悩みなど吹き飛ぶほどイカされた。
そして、快感の中、意識を手放した。
「ルゥと離れられないのは、私の方だ」
アルフレッドはルシエルの後蕾から溢れる白濁を見ながら、一人そう呟いた。
「覚悟を決める時がきた」
そして、何かを決意した顔をして、ルシエルにキスを落とした。
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