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甘いプレゼント …3
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飲み込めなかった唾液が口の端からトロリと溢れ、浴室には二人の甘い吐息が混ざり合い、響く。
「ん、んっ。……あ、んん!」
そうして唇を貪っていたところ、突然下腹部へと快感が与えられて、ルシエルは驚きで唇を離した。
「ひゃ!あっ……アル!ぅ、あ!」
いつの間にか硬さを取り戻したアルフレッドの竿が、ルシエルの中をかき混ぜる。
アルフレッドの吐き出した精により、グチャグチャといやらしい音が響いた。
同時に白濁が結合部から溢れ出す。
「今度は簡単にはイかないよ?次はルゥの番だ」
そう言ったアルフレッドは、恥ずかしそうに笑った。
「あっ、ん。……もう!あっ。でも、待って」
「待てない」
「あっ、あっ……っ!!ベ、ベッド、行きたい!続きは、ベッドが、いいっ」
「〜〜っ!……ルゥ」
アルフレッドは渋々動きを止めた。
しかし、繋がったままルシエルを眺めていて動こうとしない。
「ん?アル?どうしたの?……ベッド、行こ?」
ルシエルが心配そうにアルフレッドの顔を伺うと、アルフレッドは顔を僅かに赤らめた。
「素直で大胆なルゥも……可愛いな」
「っ!!……いや、だって!」
「うん。続きはベッドだ。……今日は寝かせてあげられないかもね」
「えっ?待って!ほどほど!ほどほどに!」
「えー?そう?私のでこんなにココを勃ててるのに、ほどほどで満足するかな?……一度、イく?」
そう言って、アルフレッドはルシエルの竿をスルリと撫でた。
「〜〜っっ」
アルフレッドの言葉に戸惑う仕草を見せながらもコクリと頷いたルシエルに、アルフレッドは嬉しそうにキスをする。
と同時に、ルシエルの中心を上下に扱いた。
もちろん、腰を揺らしてナカを刺激するのも忘れない。
「や…っ!そんな、急に、激し……っ」
アルフレッドの動きは、ルシエルの中心へと容赦なく快感を与えた。
そしてそれは一気に弾ける。
「あっ、あっ……っ!!イっちゃ、う」
ぴゅ、ぴゅ、とルシエルの白濁がアルフレッドへとかかり、胸の上をたらりと垂れた。
「フッ、ルゥも早かったな」
「!!だって!アルが激しすぎ……っ」
「ん……だって早くベッド行きたいもん」
アルフレッドは、ゆっくりとルシエルの中から自身を引き出した。
「でも、その前に湯船だな。色々と洗い流してあげるよ。……またすぐに汚れるだろうけど」
「えっ?なにそれ!アル、なんか今日、意地悪っていうか、エッチ過ぎじゃない?」
「ふふっ。やたらと機嫌が良い自覚はあるよ」
アルフレッドはルシエルをヒョイとお姫様抱っこして、湯船へと浸かった。
手でお湯をすくい、なでるようにしてルシエルの身体を洗う。
もちろん、膝の上に乗せたまま。
「あ……ふっ……触り方が、ヤラシっっ」
「仕方ない。好きなんだもん」
さらっと言われたその言葉に、ルシエルは顔を真っ赤にした。
「好き。ルゥが好き。ルゥの全部が好き。可愛い見た目も、優しい性格も、エロい身体も。全部、全部愛してる」
アルフレッドが、ルシエルの頬にチュっとキスをした。
同時に、力をなくしたルシエルの竿をやわりと握った。
「っっ!!そ、そこは今ダメぇ……あ!そうだ!次は僕の番!僕が洗う番だよ!!」
「分かってる。分かってるよ。……ククッ。ホント可愛いんだから」
チュ、と音を立てて、アルフレッドはルシエルの唇に口付けた。
ルシエルは、恥ずかしさより嬉しさが優っているのを誤魔化すかの様に、アルフレッドへとキスを返した。
ちゅ、ちゅ、と何度かキスを繰り返す。
ふと思い出した様に、アルフレッドが「あ」と呟いた。
「ルゥは?ルゥは私のこと、愛してる?」
「〜〜っ、愛、してる。ぜんぶ。全部、好き」
ルシエルの返事に、アルフレッドはふわりと笑った。
その顔を見て、可愛いな、とルシエルは思った。
「そうだ。その、改めて……」
アルフレッドがルシエルの左手を持ち上げて、甲にキスをした。
「私と婚約、してくれますか」
アルフレッドの耳が、らしくなく真っ赤になっている事に気付いたルシエルは、思わずニヤニヤと笑いそうになるのを堪えた。
「はいっ。不束者ですが宜しくお願いします」
ルシエルがそう言うと、アルフレッドはルシエルをギュウと抱きしめた。
素肌越しに、アルフレッドの心臓が大きな音を立てているのに気付いたルシエルは、感極まって涙をこぼした。
(幸せ過ぎて、どうしよう)
嗚咽が漏れそうになったルシエルは、そこから意識を逸らすようにアルフレッドの頬にキスをした。
そしてすぐそばの耳をペロリと舐める。
「んっ、ルゥ?」
「……っふ、んん。……こんどは、僕の番、でしょ?」
耳に唇を付けて、囁くようにそう言ったルシエルは、アルフレッドの竿をギュッと握る。
「えっ!……っ!ふふっ。ルゥには、敵わないな。……くくっ。他人には、レオンにすら、この姿は見せられないな。……っ、はぁ。妻に、弱い、王太子など」
二人は、目を合わせて笑った。
幸せいっぱいの空間に、幸せな若い声が響いた。
それから……
ご機嫌なアルフレッドに、ルシエルは明け方まで鳴かされる。
そして、ベッドの中、幸せな目覚めを迎えるのであった。
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