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Chapter14〜素直になりたい ③ 《秦side》
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ータンタンタンタン、 ガチャ
「秦さん、待ちましたー? ご飯ですよっ!! …はい、あーん♡」
コーヒー、トースト、ハムエッグ、コーンスープ…思ってたより普通のご飯だ。 そのスープを木製のスプーンですくい、オレの口元まで真白がもってくる。
「いい。自分で食う。」
「ちぇー。じゃあ食べ終わったら呼んでくださいね?僕はここで本でも読んでまーす、っと。」
そういうと真白は、本棚から適当に小説を取り、オレが気に入っている高級マッサージチェアにストンと座った。
変につっこむとめんどくさい。
さっさと食ってしまおう。
トーストを掴んだ時、ふとコーヒーカップに目がいった。
上部に白い粉が付着している。
…ってまさか、睡眠薬!?
真白は疑いを持つオレに気づかないまま、本を読んでいる。
どうかバレませんよーに。
「おい。 食べ終わったぞ。」
「はーい! …て、あれ?コーヒーとハムエッグ残しちゃうんですか?」
流石にコーヒーだけを残すと怪しまれると思い、ハムエッグもわざと少し残しておいた。
「あ、ああ。食欲が無いからな。」
「まあいいですけど。 僕気づいてるんですよ?コーヒーの粉」
…え?
「は?なに言って「こんな天才でかわいい僕がそんなとこでミスるわけないじゃないですかあw」
コイツ何言ってんだよ…
「たしかにコーヒーにも、囮ですけど薬は入れましたよ?
…でも、それだけに入れても、万が一っていうか、」
あ、、れ、、、? なんか、目の前が、、、暗く、、
「トーストにもハムエッグにも、もちろんスープにも。
全部入ってたんですよ?? 『媚薬入り睡眠薬』♡」
び、、、やく、?
「あ、だいじょーぶです! 秦さんの介抱は、ちゃあんとシてあげますからねっ??♡」
バタンッーーー
そこで、オレの意識は途切れた。
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