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3人が同時に走り出そうとした時だった。
「俺も忘れるなよ。」
軍勢を全て倒したユウがこちらへ向かってきた。
「え、お前あの人数1人で...?」
「さすが...」
龍と冬夜が驚く中、聡は楽しそうに笑い始めた。
「ははははは......そう来ると思った。やっぱりユウくんは強いねえ。」
そしてすぐに表情が鋭くなった。
「クライマックスだ。」
聡の声で4人は一斉に走り出した。
「...あいつは、...大丈夫...ですかね...」
「龍がやられるわけない。」
「でも、なんか嫌な予感がして...」
「所詮予感でしょ。大丈夫だから今は自分の身を守ること。」
不安そうに早紀は頷いた。
早紀と綾瀬はもう龍たちの元へとかなり近づいていた。
しかし、何度も何度も敵に襲われさすがの綾瀬も少し疲れているようだ。
「綾瀬さん、無理しないでください...。俺も護身術ぐらいは習ってたんでいざとなれば...」
「いいから、僕が早紀を守らなきゃ意味ないでしょ。」
「でも......、あ、綾瀬さん!!後ろ!」
綾瀬の後ろには2人の男がいた。
一足早く気づいた早紀は1人目に正面からパンチを食らわせ、遅れて気づいた綾瀬も、2人目を素早く切り倒す。
「ごめん。今のは僕の反応が遅かった。助かった...」
「いえ、俺も綾瀬さんを守りますよ」
少し悔しそうに綾瀬は礼を言うと、すぐに走り出した。
そして、ついに龍たちがいる倉庫へと着いたのだった。
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