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看病
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「…んっ、……ん?」
ぱちぱち
凛月は目を瞬かせて、起き上がりあたりを見た。
自分の部屋ではないことはわかる。だが、どこか分からない。
起き上がり、部屋を探索してみた。
「…(マンションだ。どこなんだろう。)」
ギィ…
「…誰もいない。」
凛月は寝室らしき部屋を見たが誰もいなかった。
「…具合どう?」
「…っ!うわあああ!!!!!!!!」
凛月は後から声が聞こえ飛び跳ねた。
恐る恐る後ろを見て
「きゃああああああああああああああああ!!!!巨人だああああああああああああああああ!!!!!」
距離が近すぎて壁にしか見えなかったがそれは確かに人間だった。
「しっ!近所迷惑になる。…俺、さっきのスーパーでぶつかった」
「…………へ??……………………ああああああああ!!!」
「だから静かに!」
「あ!すみません…。僕倒れましたよね……ご迷惑おかけしました…。ところでここは?」
「俺の家。病院は大袈裟だから俺が背負って家まで連れてきたんだよ」
「…ありがとうございます。ほんと。////…………あ、あの。……………………服…着ないんですか??」
男は腰にタオルを巻いていかにもお風呂上がりな格好をしていた。
「……なに、俺と体見て照れてるの??…ニヤ」
「…っな!なわけないじゃないですか!風邪ひきますよ!」
「じょーだんじょーだん。ごめんよ、困らせて」
「………大丈夫ですけど////」
「…あ、俺の名前、藍原 郁哉ね。よろしく。」
「…僕、橘 凛月です。藍原さん、本当に助けてくれてありがとうございます。……あの、お礼とかって……
…恥ずかしながら、僕独り身でお金もカツカツなんです…………。お金以外なら何でもしますので…」
「お礼なんていいよっ。そんなただ家で看病しただけだし」
「いやいやいや!そんな訳には!少しでもお礼返させてください!!」
「……んー、そんなにいうならー、」
「…(どんなこと言われるんだろう…、奴隷とか?!いやいや、…んー)」
「…俺とこれからも会ってよ。友達になろうよ」
「……………へ??」
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