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予兆
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「はっ…はっ…はっ…」
ヤバい………。いつもより熱い……。
まだゴールは先だ………。
足が縺れてくる……。
目眩がする……。
あ…………………
バタン
「橘!?…おい!!橘!!」
目が覚めるとそこはベッドの上で。薬の匂いがした。
「橘くん。大丈夫?」
「………ここは…」
「保健室よ。…今日は早退しなさい。あ、藍原さんってあなたの親戚なの??保護者代わりの人に迎えに来てもらおうと思って電話勝手に開いちゃったの。
ごめんね??だから、今から藍原さんが来るから、お家でしっかり休んできなさいね」
「………え、」
なんだって…!?社長になんてことを先生!!!
「…っちょ!先生なんてことしてくれるんですか!!!」
ガラガラ
「橘くん。お迎えが来たようだよ。どうぞ、お入りください。」
教頭に招かれて入ってきた人は………藍原さんだった。
「…凛月…また倒れたの…??」
「ご……ごめんなさい…」
「じゃ、帰るよ。先生方ご迷惑をお掛けしました…」
と言った瞬間僕をいわゆるお姫様抱っこをしてきた。
「うわぁぁぁあああああああ!!!」
「凛月、うるさいよ」
「お、おお、お、落ちる!!
「落ちるわけないでしょ。社長でも一応ジムは通ってるんだよ。おデブは嫌だからね」
ほんとだ、…腕、すごい筋肉ある……
お姫様抱っこで運ばれている間、程よい振動と温かさでいつの間にか眠っていた。
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