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同級生 兼 部下
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凛月がいなくなって、どのくらいだったのだろうか…。
凛月がいなくとも時はスムーズに滞りなく過ぎていく。
凛月がいなくとも生活に支障は出ていない。
「郁哉!どうした?そんな浮かない顔して!なんかいつもより静かだぞ!!あ、いつも静かか!」
こいつは、同級生 兼 部下の平塚 慧(ひらつか けい)。
こいつとは高校から大学まで一緒だった。俺はこの家柄だから周りから好奇な目で見られがちだし、どこか壁があった。でもこいつは家柄ではなく俺自身に興味を持ってくれて、そんな壁もぶち壊してきた。
俺は家を継ぐことになったが、こいつは就活がうまくいかなく、仕事がなかった。そこを俺が手を差し伸べ、うちの会社に入社したわけ。
俺とは性格は真反対で人柄もよく人に好かれる性格をしている。そして顔も申し分ない。なので、よくこいつが女に言い寄られているところは目に入る。
「…っおーい!郁哉!」
「…んっ、あぁ、すまん。」
「お前最近変だぞ??」
「いつもの事だよ。……飯、食いに行かね?」
俺はボンボンかもしれんが、食事は一般市民の食事のが好みだ。
「おっ!いいねー!最近出来たイタリアンの店!俺、行きたかったんだよねー。」
「そこ、行くか。」
なんだかんだ慧には世話になるな。たまには奢ってやるか。
そう思い、車に乗りこみ店に向かった。
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