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朦朧
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「お邪魔します。」
「どうぞどうぞ、ゆっくりしてくれ」
慧がキッチンで酒を用意している。気を使う気は微塵もないので、ネクタイを緩めジャケットを脱いだ。
「ん、ほれ」
慧がハンガーと酒を手渡してきた。こいつは本当に気が利くやつだ。だからモテるんだろうけど。
だいぶ酒も進んで俺は酔っていた。さっきから以上に暑い。
「なんか、この部屋暑くないか?」
「…いや?」
汗が止まらない、動悸がさっきから激しい。
「なぁ、郁哉。」
慧の声が遠く聞こえる。意識が朦朧とする。
「俺、お前のこと………」
「好きだよ。」
その瞬間意識を手放してしまった。
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