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ご飯【唯也side】
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どうしたんだろう…
覗き込もうとしたらキッチンから西前が呼んでいた
「実守〜!猫山〜!ご飯作るの手伝って!」
そうしたら菊知はパッと明るい顔でキッチンまで走っていった
「何作るの?」
俺も気になる…
お腹減った
「グラタンとエビフライとフライドポテトとサラダだよ」
「ほんとっ?」
好きな物ばっかりだ!!
思わずよだれが出てきてしまいそう…
「じゃあ、デザートは僕に任せてねっ!!」
「デザート!?」
デザートとか嬉しすぎる!!
でも、それより…
菊知が張り切ってる
可愛い…
「うん!折角だからみんなで作る?」
にこにこしてる
「そうだね〜」
「菊知。お、俺も作っていいか…?」
デザート…一緒に作りたい
というか菊知とお菓子とか最高の組み合わせ…とかいう俺の馬鹿な欲は消し去ってもう一度菊知を見る
「勿論だよ!みんなで作ろ〜!」
えいえいお〜!だって
可愛すぎ…
「揚げ物は準備めんどくさいんだからちゃんと手伝ってよ〜?」
その一言で一斉に動き出す
コンコン
「西前君、ちょっといいかな?」
西前が出ていった
やばい…
サラダってどうやって作るんだ?
野菜って切ったら潰れるんだな…
どうしよう
「…ふ、ふふっ」
笑い声がして菊知を見るとすぐに口を抑えてた
やっぱり、かっこ悪いよな…
チラリと見上げると1人で百面相してる
かと思えば、今度はフリーズしてる
大丈夫か?
「菊知、どうした?」
そういって顔を見る
別に顔色も悪くないし…って赤くなってきた?
熱か!?
「大丈夫だから!!」
肩を押し返された
何かが抜け落ちたようにショックを受ける
拒絶された…
当たり前だけどやっぱり悲しい
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