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学校【唯也side】
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クラスに着くまでに西前は実守から離れなかったけど、琥珀の姿を見つけてすぐにそちらへ向かった
琥珀は猛ダッシュで逃げてたけど…
席についた時ふと姉ちゃんにいわれたことを思い出す
しかし、BLってなんだろ…
後で実守に聞いてみよう
ちらりと実守の方をみたらにっこり笑い返してくれた
ずっと見つめてたら
「猫山君、ちゃんと前見ないと先生に怒られるよ?」
って言ってくれたけどもう遅い
既に背後に先生がいて名簿表でしばかれた
「猫山〜?何回言ったら分かるんだ?席変えるぞ?」
そう言われたのですぐさまノートに授業の内容をまとめた
そうこうしているうちに昼休みになった
今日は西前が昨日の残りを使って弁当を作ってくれた
美味い…!!
あ、忘れるとこだった…
「そーいや、姉ちゃんが漫画家になったらしいんだけど、ポーズがよく分からないとかで参考にしたいらしいから実守を家に連れて来いって言われたんだけど、来てくれるか?それからBLってなんだ…?」
断られないかな…
ちょっとドキドキしながら聞いてみた
「漫画家さんなの!?すごいね!!ぜひ行かせてもらいたいな、BL…?うーん、ベーコンとレタスの略とかかなぁ…?サンドイッチ作るとか?ごめんね、僕もよくわかんないや」
少し申し訳なさそうに頭を搔く実守が可愛すぎて思わずガン見する
「猫山、なんか呼ばれてるぞ」
クラスのやつに言われて席を立つ
「ありがとう」
誰だろう、西前とか?
ドアの横にちょこんと立っていたのは琥珀だった
なんで琥珀が…?
「どうしたんだ?」
「あ、えーと、ここじゃなんだし、中庭行かない?」
ここじゃ話せないことなんだろうか…
とりあえずついて行く
「実守を待たせてるから手短にしてくれると有難い」
「…わかった、じゃあ単刀直入に言うけど実守のこと好きだよね?」
琥珀も気づいてたのか…
昨日のことを思い出した、真っ赤な顔で西前を見上げる琥珀を…
「え、うん。でも、琥珀は西前のこと好きなんだろ?」
「〜ッ、なんでわかったの!?僕ってそんなにバレバレ!?本人も気づいてるのかな!?どうしよう!!」
琥珀がだんだん涙目になっていく
「べ、別になんとなくだぞ…?西前と話してる時顔真っ赤だし、西前にだけはあたりキツいだろ…本人は気づいてないみたいだけど…」
「嘘!?そんなに、真っ赤なの…?本人はほんとに気づいてないんだよね!?僕だってキツくしたいんじゃないんだけど…恥ずかしくて…」
みるみる赤くなっていく
うーん…あ!そうだ!
「今週末にうちに来ないか?実守はもう誘ってるんだけど、琥珀もどう?西前も誘ってくれ。姉ちゃんが漫画のポーズの参考にしたいらしいんだ」
「え!?いいの?でも、誘えるかなぁ…か、考えるだけで恥ずかしい!あ、実守、待たせてるんだよね。ごめん、また相談乗ってくれる…?」
「あぁ、いいぞ。じゃあな」
急いで教室にもどる
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