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うらさか4
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浦田side
坂田…トイレに行く時、ちょっと寂しそうだった…?
あの時の坂田の顔が頭をよぎる。
坂田、早く戻って来ないかなぁ…。
「…たん …らた…」
ん?なんか聞こえる??
「このタヌキ!!!!!」
まーしぃがバンッと机を叩く。
「わっ!?ご、ごめん!何!?」
あーあー、周りの人みんな見てるよ…。
まーしぃは溜息をついた。
「俺がせっかく可愛い女の子紹介しようかって言ってんのに!うらたんどんな子がタイプなん?」
お、俺のタイプ!?
俺は…坂田がっ…
「…。」
俺が黙り込むと、まーしぃが笑った。
「そんな深く考え込まなくたっていいんやけどなぁ。ほら、うらたん声優の仕事もあって大変やろ?だからたまには癒してくれる存在がいた方が…」
「俺はっ…坂田が…!」
しまった!なんで言っちゃったんだよ俺の口!
口を抑えたが、もう遅い。
まーしぃがニヤッと笑っている。
「よーやく言ったなw」
「まーしぃ!知ってたのかよ!」
「俺とセンラはずーっと知ってたで!てか分かりやすすぎや!」
まじかよ。坂田は、
気付いてるのかな…。
「そーだよ。俺は坂田が好きなんだよ…」
坂田side
まーしぃ、うらたんの事取ったら許さないからな!
席に向かって歩いていると、まーしぃの声が聞こえてきた。
思わず立ち止まってしまった。
「たまには癒してくれる存在がいた方が…」
なんだよ、恋バナかよ。
もうやめてくれよ…。
俺は引き返そうとした。
そのとき。
「俺はっ…坂田が…!」
うらさん!?
今、坂田って言った?
俺…?
「そーだよ。俺は坂田が好きなんだよ…」
…!
「うらさんっ!」
思わず飛び出した。
「坂田!?もしかして、今の聞いてた…!?」
うらさんが顔を赤くして下を向いた。
「俺は坂田が好きなんだよっ!男だってわかってるけど…!でも…!好きなんだよ…!」
荷物をまとめて立ち上がろうとするうらさんの手を掴んだ。
「俺だって、俺だって…!うらさんのことが大好きだっ…!誰にも渡したくないし!ずっとうらさんといたいんだよ!」
「坂田…」
うらさんの目が潤んでる。
「ずっと坂田のこと好きだから…!誰にも渡さないから…!」
うらさんがぎゅっと俺の手を握った。
「俺だってずっとうらさんのこと…愛してるから!」
うらさんが顔を隠した。耳が…真っ赤だ。
「坂田っ…反則…!///」
嘘じゃない。
うらさんのこと、ずっと愛してる。
END
センラ「さかたんよかったな…だけど、そこ、センラの席なんやけど…」(小声)
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