アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
たとえ叶わない恋だとしても2
-
そらるside
いつも電車の中で俺を見ている子がいる。
女ではなく、男だ。
でも、気持ち悪いとは思わなかった。
というか、今まで恋なんてしたこと無かったけど、もしかしたらこれは恋なんじゃないかって思うようになってしまった。
気が付けば、チラチラと彼を見ていた。
でもきっと、気づいていないんだろうな…
まふまふside
ヤバい。
眠い、眠すぎる( ꒪⌓꒪)
徹夜でゲームなんてするんじゃなかった。
学校の最寄り駅まで、あと6 駅。
僕があいていた席に座ると、視界が暗くなった。
もうダメだ。
寝てしまえ。
そらるside
いつもの高校生が乗ってきた。
何だか眠そうだ。
もうすぐテスト…?
徹夜でもしたのかな。
懐かしい。ま、俺の場合は勉強じゃなくてゲームだったけど。
というか可愛すぎる。( ꒪⌓꒪)←こんな感じになってる。魂抜けてる…?大丈夫か…?
彼は、空いてる席に座ると、眠ってしまった。
あ、隣空いてる…。
ラッキーすぎだろぉぉぉ!
寝てるからいいよね?起きそうになったら離れればいいよね?
神様ありがとうございますゥゥゥゥゥ。
5分後
ヤバい。
寝ている彼が、俺にもたれかかってきた。
ヤバい、可愛すぎる。
すぅすぅと寝息を立てている彼を盗み見たが、一向に起きそうにない。
ヤバい(3回目)、朝からそらるさん興奮しちゃ((
というか、この子降りる駅って確かあと3駅だよね?
どうしよう…起こした方がいいのかな!?
まふまふside
「…て…だよ…着くよ…」
誰かの声が聞こえて、はっと目を覚ました。
ってええええ!?
僕を起こしてくれたのはいつものあの人だった。
う、ウソォォォォ
何で隣にいるの!?
でも、彼は僕が驚いている事に気づいていないらしい。
「君…ここの駅じゃなかったっけ…?」
や、やばばばば!
僕はドアが閉まる直前に慌てて降りた。
あの人の声聞けた…
ちょっとだけ夢が叶った
いい匂いだった。
幸せだ。今までに無いくらい幸せだ。
あ゛あ゛あ゛あ゛
ありがとうございますって言い忘れた…(゚д゚lll)
明日、また会えるかな…?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 18