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悪魔との出会い
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進学校に通う高木 波瑠17歳
家は父と母、弟2人に妹1人の6人家族。だから家はビンボーであるが、学校皆の憧れる『 私立鳳学園 』
親父がどうしても入れと強制に近い命令で入学したが学費は馬鹿高い……
だから授業料など自分で出来る事は自分でやるしかない
お金持ちが通う学校、進学校の学校。
バイトはもちろん絶対に禁止されている。
俺はバレない学校から遠く離れた場所でバイトを始めた
年齢は誤魔化して、カフェバーでバイトをしている。
コンビニでも良かったが、時給の高さで効率よく稼ぐならやっぱりお酒を出す場所だ。
スタッフ同士も仲が良いから長く続けられている。
ちなみに念には念でキッチン担当です。
「 春くん、お願い。ちょっと3番テーブルに飲み物運んでもらっていいかな? 」
店長が慌しくキッチンに顔を出す、今日はホールの子がお休みした日に限って、お客が多い
春くん、俺はこの店で柳田春芳となっている
俺の友達、柳田 秋芳。入学から仲良く俺の家の事情を知る親友だ。
秋芳の兄の名前が春ということで、名前を借りた。
「 俺っすか? 」
「 ごめん、これだけ置いてきてくれると助かる 」
ビール2本とコップを指して、店長はすぐに他の料理を運んで行った。断る時間もないしたまに忙しい時には運ぶ事もあったから、そのままエプロンを外してホールに出る。
「 失礼します、ビールこちらに置いときます 」
3番テーブルは、スーツ姿の6人の男性が賑やかに話をしていた。盛り上がっているようなので、邪魔しないようにそっとテーブルにビール置いていれば、1人のお客が俺に気づき振り返る
「 あっ、どうも。っておまえ…… 」
「 えっ? アッ! 」
この返事の仕方は知り合いだと肯定することになると分かっていたがパニックになると人間顔に出てしまうものだ。
「 さい…… 」
名前を言いかけたところで彼は俺の前に立った「トイレどこ? 」
「 あっ、あちらです。 」
震える指で奥を指せば、「 よく分からないから、ちょっと教えてくれるかな。 」
そう言って俺の手を掴みトイレを目指す
「 あ、あの 」
分からないと言いながらも自分が先頭で歩いてトイレを目指している。
終わった・・・俺の頭の中はこの言葉でぐるぐるしている
そのまま、トイレの個室に2人で入り俺と向き合う形になりながら手を後ろに回し鍵を閉める音が聞こえた。
「 うちの学校、バイト禁止だよね高木君。 」
「 西園寺先生…… 」
よりに寄って、コイツに見つかった。
退学決定だ・・・・ 両親に何て謝るか頭の中で考えた
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