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西園寺
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車内が無言になり、しばらくすると自分の肩に何かがあたる、横を見れば波瑠の寝顔が見えた
ふぅー・・・と大きなため息をついて、彼を起こさないよう自分も目を閉じる
( 自分の性格ってこんなだったか…… )
自分がしでかした行動に軽く目眩を覚える
学校では皆に当たり障りのないように接している、だから人当たりの良い先生という位置が学校での俺だ……
何かに夢中になった事もない、勉強も運動も飛び抜けての天才ではないが何でも簡単に出来た。
だけど、今日の俺は何を必死になったんだろう
高木 波瑠・・・ 取り分け目立つわけでもないいわゆる普通の学生だ。
物静かな感じで、大人数で騒いだりするのは見たことはない、いつも同じ友人と一緒にいるのが彼だ。
たまたま友人といるときに優しく笑う波瑠の顔に心臓が跳ねた感じがした。
それから自然と彼を目で追っているから気づいた。
疲れた顔をしていることに、でも担任でもないから何て声をかけていいのか分からない。
モヤモヤしながら毎日が過ぎて、それでも疲れた顔をしながら波瑠は真面目に休まず登校をしていた。
( バイトしてた理由を聞いてびっくりはしたが、彼らしいといえば彼らしいのかもしれない )
咄嗟に何とかしてあげたいと、躊躇いなく思った。
俺の恋愛対象は同性ではない、だけど欲がでた、このまま側に居てくれないかと・・・
彼は困っていたが、『 命令 』という言葉に素直に従った
何故かなんて今はどうでも良かった。命令を受け入れる彼の顔が綺麗で、今までに感じたことのない自分の感情が高ぶって、欲求も高まった。
俺は、『 命令 』で彼を縛れるのかと
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