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「真、」
「なんスか、
ソムリエフェチ、」
「ソムノフィリア」
「そんな格好いい名前で誤魔化してんじゃねえよ
あんたはな、」
視界がぶれる
「ただのドスケベだ、」
もう一回、唇を重ねて
眼をつむったのが悪かった
そこからノンレム睡眠へ真っ逆さま
昼間から飲み始めて、この暗さは明け方か
何時間眠ってたんだ
俺が起きた気配で鈴鹿も眼を覚ましたようで傍の時計で時刻を確認する
「まだ早い
もう少し寝てていいぞ」
適当な返事を返して俺は掛け布団を捲った
上下、恐らく鈴鹿のスエットに着替えさせられており、ズボンの下は
履いてねえ
「…夕べは最後まで」
「いってない、」
前のように一人で済ませた訳だ
俺の隣で、と鈴鹿の冷ややかな肩のラインを見つめ
急速にたぎるものを感じた
「いってもいいですけど
一つ条件があります」
背中を向けていた鈴鹿は俺の言葉に振り返った
「なんだって、」
それがそう、鈴鹿との行為を録画させろと言うもの
「何に使うんだ、」
「外部にはもらしません
俺だって映ってンですから」
鈴鹿の困惑した顔は結構面白い
それからは俺が鈴鹿に今夜行ってもいいですかと誘い、
もう週末泊まるのは当然となった
最初は本当に録画させてくれるものか疑問だったが、奴の有能さは仕事だけでなく
プライベートの深部たるベッドの中にまで及ぶ
大の字に横たわる俺に覆い被さるようにベッドへ座る鈴鹿が
俺を見つめる様は視姦
あちこちを舐めるような目線と奴が欲情しているに違いない予感に俺も昂っていく
画面の俺は上司に口腔を犯されても微動だにしないがリアルの俺は
自分のそこを握り締め、唇から溢れそうになる唾液を拭った
クソ真面目なことこの上ない鈴鹿の熱量がセックスに向かえば
エロさに変換される
俺の上着を鎖骨の辺りにまで捲り上げ、鈴鹿は野郎の乳首を指先でこねくり回す
俺はやはり無反応で
そんな俺に鈴鹿は息を乱して体を震わせ、性欲の高まりを示す
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