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「真狩、」
俺を呼ぶ鈴鹿の声はいつもと変わらない
変わったのは俺の方
あの夜の、夢の中でしか聞いた事のない
妄想の声が俺の耳で反響する
連休明け、今日も朝から今週の予定や連絡を鈴鹿が課員に伝える
俺は朝陽が照らす奴のうなじを見つめていた
休み時間も鈴鹿は参考書を捲り、
隣の席にいても俺は声をかけることさえ憚られ
裏のベンチで煙草を吸う
この距離感はいつまで続くのか、
否、試験が終わるまで
鈴鹿から報告が来るのを待つしかない
俺はそんな風に考えていた
休憩から戻れば鈴鹿はおらず、椅子に上着が残されていた
木洩れ日が床と俺の踵を照らし
ハクセキレイの遠い鳴き声が窓から入り込む一人の部屋で
俺は奴の上着を手に取った
冬枯れより濃く薫る鈴鹿の残香に体が震える
課長、
喉の奥から堪らず声が滲み出た
俺は例の録画で、独りの夜を過ごす
意識が無くとも鈴鹿が俺の体に触れたのは間違いなく、
それを妄想で繋げる
奴の手が俺のスエットを脱がし、腰に唇を押し合て
羞恥を持たない俺の脚を大胆に開かせた
胸の上まで上着を捲り、乳首を執拗に弄び
俺の額に浮かぶ苦悶の色を見つめ、
鈴鹿は息を乱し微笑む
「…この、変たッ、」
なんて眼で人の体を眺めるんだこの男は
今頃になって俺の体は羞恥を思い出し熱く疼いた
鈴鹿がしたように自分で胸に触れると俺の背中が反り、腰が迫り上がる
頂点で高ぶるそこを強く握り、情けないほどはしたなく俺は扱いた
「…ッく、は」
ディルドを下半身に深々とくわえ、締め付け
絶頂と共に出せるだけの体液を体の奥底からふり搾る
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