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お疲れ様でした
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「今日は本当にありがとうー!」
声を張上げる。
湧き上がる歓声。じんわりとした熱気。
15曲歌いきったあとの、心地良い胸の苦しさ。
僕達は汗ばむ手でマイクを握りしめ、
精いっぱい手を振った。
「お疲れ様でしたー!そらるさん!」
お茶を差し出しながら笑顔で叫ばれる。
「なんでそんなにテンション高いままなの?
俺結構疲れたんだけど…」
ありがと、とお茶を流し込みながら聞くと、
「だって皆が歓声あげてくれるんですよ?!
シンプルに嬉しいじゃないですか!」
大きな瞳を輝かせて、子供のようにはしゃいでいるのを見ると、もう何も言えなかった。
「そうだな…。
俺も楽しかったぞ!まふもお疲れ様!」
肩をぽんと叩いて部屋を出た。
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