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接吻、キス、ちゅー
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あの後、双子くんたちに呼び出されて、部室まで行ったんだけど...。
「何でこうなったわけ?」
いつの間にか樹くんだっけ?その子が、上に跨っていた。
「無防備だからじゃないですか?」
「せ、先輩...ごめんなさい。」
「葉月、なんで謝るわけ?」
「樹!...はあ。」
目の前の状況についていけないまま5分。
「騒いだらダメですから。」
樹の舌が首筋を這う。
「んっ...は!?」
しー 、と樹がポーズをとる。
まだ、舌は動きっぱなし。
「い、や...やめ...」
「先輩って、どこもかしこも敏感なんですね!」
と、葉月がメモをとる。
あっという間に、ジャージは脱げていて、Tシャツとハーフパンツのみ。
って言っても、上はもう着てないも同然。
「も、やだ...。お願いだからぁ、帰して。」
あれから、いったい何分たったんだろう...。
僕のアレに手がかかる。
「ひっ...」
ガチャ...と音が鳴る方を見ると
「遅...って実!?」
驚いたように僕を見ていた。それもそうだ、こんなに服が散らばっていてかつ、僕が泣いているから。
驚いたその目が怒りに変わったのを感じた。
「おい、離れろ。」
「え...?僕達はただ、先輩を気持ちよ...」
喋り終わる前に樹が飛んだ。
祐希が殴ったんだ。
「待って、祐希...!だめ!」
その声で手が止まる。
樹は頬を抑えて祐希を睨んでいた。
「大丈夫だから、戻って?」
僕は服をしっかりと着て、マネージャーの元へ走る。
「湿布、それと...保冷剤頂戴。」
それを持って、樹のところへ向かう。
「だ、大丈夫?」
手当しながら樹に話しかけた。
「なんで、手当てなんか。僕は、先輩を、襲ったんですよ?お人好しでは?」
「怪我した人を手当てするのは、普通のことだから。ね?マネージャー。」
一応、付いてきてもらったマネージャーを見据える。
「ま、そうでしょうね。」
「相変わらずクール。でも、好きだよぉ!」
「ばっかじゃないの?馬鹿言ってないで手当て終わらせなさいよ。」
「はい、おわり。ほら、二人も練習参加だよぉ?」
こくこくと頷いて2人は祐希の元へといった。
だいぶお怒りのご様子だったから、説教長引くだろうな...。
他人事のように考えて、練習に参加した。
妹は委員会で遅くなるとのことだから、
”仕方なく”祐希と帰ることにした。
「あのさ、お前...大丈夫か?さ、さっき...。」
「平気平気、さすがにベタベタぁ。」
「な、こっち向いてくんね?」
「ん?」
どうした、そう言いかけて僕の口は塞がった。
「ん、んぅ...!?」
「あ、え、ごめん!」
い、今...え?キ、キスされた?
祐希に...?
疑問をぶつけようとしたけど、もうそこに祐希はいなかった。
「ゆーき...。」
逃げたな。
やっぱ、妹待つか。
妹の学校の校門前で、少し待てば鐘の音が鳴り響いた。
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