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(続)
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中也は、其の乱歩の言葉を聞くと 何も言わずベッドの隣にある棚からローションとゴムを取り出した。
そして其の儘、荒々しくローションを手に出し、乱歩の体に塗りつけた。
「っ………ん…つめ、た…」
「うつ伏せに…解すから…」
乱歩は、力の入らない身体に必死に力を入れ体制を変え、自然に腰を上げた。
「ゆっくり…するから…」
「っく……ふぅ……」
宣言通りゆっくり、優しく乱歩のナカに指が一本挿入された。
「苦しく…ないか?」
中也が問うと、乱歩は「ん…だぃ、じょ…ぶ…っ」と喘ぎ混じりに返す。
しかしながら、中也は 僅かに残った理性に呪文の如く語り掛けていた。
本当に、本当に良いのか。
これは犯罪なのではないのか。
いや、自分が法に怯える等今更ではないか。
しかし、乱歩を巻き込んでまで法を犯すのは自分のモラルに反する。
「……も…だい、じょうぶ……だから…っぁ…ぃ、いれ…て……」
「っなぁ…本当に……あ…!?」
突如中也に襲った快感。
乱歩が後ろ手に中也のモノを握ったのだ。
「っ…こんなに…しとぃて…っぇ…いまっさ…ら、なに…いってるの………っは…」
「おい、手…止め……っ」
「じゃあ…いれ…て…っぁ…もぅ…っだいじょ…うぁ…だから…っ」
「……………。」
「其れとも…………この…んぅ……まま…ぁ手…で…っひぁ!?」
乱歩のナカから勢い良く指が抜かれた。
「手前は…煽り上手だなァ…」
乱歩は、此れからクるであろう快感に一つ身体を震わせた。
「挿れるぞ……」
中也が自分のモノを乱歩に宛てがう。
「ん……キて……」
ズッ………
「っく……ぅ…」
「キッツ…力…抜け……っ」
乱歩が苦しげな声を出すと、中也もそれに続き余裕のなさそうな声を出した。
「しばらく…このままで……」
乱歩は中也に動かない様に懇願する。
しかし………
「スマン…そりゃあ無理なお願いだ…ッ」
「っえ、ぁ………っひ…ぁあぁあ…、苦し、ぃ……」
散々乱歩に煽られ続けた中也には、もう理性など残っていない。
乱歩の懇願も虚しく 中也はゆっくりと律動を開始した。
「っはァ…っく……締め付け…すご……」
「く……ぁ…っふ…んうぁ…っぅや…はいってぇ……きて……ぁ…る…ぅ…!」
暫くは、呻く様に苦しげな喘ぎ声を漏らしていた乱歩だったが、苦しさに慣れてくるにつれ、その喘ぎ声に甘い響きが加わる。
「声…上ずってきたな……ッは…ヨくなってきたか……?」
「ん……ヨく…なんて……っえ…」
中也が意地悪く声を掛けると、乱歩は目に涙を溜め、真っ赤に染まった顔を更に赤くしながらそれを否定した。
だが……
「っくぁ……っ!…や、だめぇ…まえ、っいっしょには…っぁあ…っ」
「ここ迄……おっ勃てて……?よく言うなァ?
素直に……ッは……く……ッなれよ…」
中也はその否定を直ぐまた否定する様に、乱歩のモノを握り激しく扱いた。
強い快感に、乱歩は背中を反らせ快感から逃げようとするが、中也にしっかりと腰を掴まれ それは叶わない。
「おい…逃げんな………っぁ……」
「ひ…やぁ、だめ、むりぃ……っや…んぅぅ…っあ…も…だめっ……」
乱歩の声に、さらに焦りのような色が加わると、中也は乱歩のモノを扱く手をいっそう激しく動かし、乱歩を絶頂へと導く。
「ほんとに……っだ……ゃ、も、イく………んっ…はぁ…っくぁ……イっちゃ、ぁ……」
「っ俺も………」
「っう……うぁ……っ!」
「っ……く……」
乱歩が短く痙攣すると、中也もそれに続くように達した。
部屋の沈黙に二人の荒い息遣いが響く。
「ひぅ……ん…っぁ……」
中也がモノを抜くと、ナカから白濁液が追いかけるように流れ出てくる。
乱歩は、両腕で顔を隠しながらもう一度痙攣をした。
その光景をボーッと見つめ、中也は我に帰った。
「あ…結局ゴムつけなかッたなァ……
すまん。」
中也が詫びる。すると、乱歩は腕で顔を隠したまま
「散々煽ったのは…僕の方なんだし…大丈夫だよ」
と、まだ整うことのない呼吸に混じり言った。
「風呂……入るか?」
中也が問うと、乱歩は一回頷いた。
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