アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
愛証 ~episode 1~ (よぴとも)
-
-よっぴ〜 side-
とも 「鳥ちゃーん!!」
よぴ 「あ、ともさん... 何スか?」
とも 「あっつーい。」
よぴ 「...そりゃ、7月の半ばっスからね。」
とも 「なーんか鳥ちゃん、冷たくない?」
よぴ 「いや、そんなことないっスよ?」
とも 「っていうか鳥ちゃん、顔...赤いよw」
そう言って、ともさんは俺の顔を覗く。
俺は今、ともさんに片想いしている。
最初会った時から、何となくそんな気はしてた。
だけど... 俺は男で、ともさんも男...
ともさんにこの気持ち知られたら、なんて思われるんだろう。
とも 「...ちゃん! おーい。鳥ちゃーん」
よぴ 「...! はっ、ともさん...」
とも 「大丈夫? 最近、ぼーっとすること多いけど。」
よぴ 「いや、だ、大丈夫ですよ!」
とも 「ふーん... ならいいけど。」
ともさんはマントを翻し、自分の部屋に戻って行った。
今は7月の中旬。
もう少しで、ともさんの誕生日がやってくる。
それまでに... この気持ちを伝えたい。
たとえ... どんなことを思われようとも...
。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。
次の日。
俺は朝早く起きて、顔を洗おうと洗面所に行こうとした。
俺の部屋、そして他のみんなの部屋も2階にあって、洗面所は1階にある。
下へ降りようと階段に向かう途中、部屋から出てきたともさんに会った。
とも 「あ、鳥ちゃん!おはよう!」
よぴ 「...お、おはようございます。」
とも 「なーに鳥ちゃーんw 朝から元気ないねーw」
よぴ 「い、いや、元気っスよ!?」
俺はともさんからふいっと目を逸らしてしまった。
そしてもう一度、ともさんの方を見ようとしたら...
よぴ 「っ!?」
とも 「本当に...大丈夫!?」
ともさんは俺の頬に手を添えて、俺の前髪を上げて、もう片方の掌をおでこに当てた。
突然の出来事に俺は焦り出した。
とも 「...熱はなさそうだけど、顔赤いよ...」
よぴ 「と、ともさん...! 本当に大丈夫ですって...」
俺はそう言って、ともさんの手をどかした。
心臓がドキドキしてるのを感じる。
ともさんに... 聞こえてないといいけど。
とも 「...何かあったら絶対言ってね!いや、何かあってからじゃ遅いんだけど...」
そう言うともさんもどこか寂しそうだった。
俺の事をこんなに心配してくれてるんだ...
もしかしたらって、勝手に期待してしまう。
よぴ 「ともさん、俺、洗面所、行くんで...」
とも 「あ、そっか。悪かった... 気をつけて。」
よぴ 「...はい。」
ともさんが部屋に戻るのを見て、俺は階段を降りて洗面所に向かった。
To be continued ...
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 49