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愛証 ~episode 9~ (よぴとも)
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-よっぴ〜 side-
みんなが起き始めたため、俺たちはリビングに向かった。
リビングに着いて二人でソファにでも座ろうか...と思ったら、
そのソファにバステンさんがいた。
バス 「あ、ともさん、よっぴ〜さん、おはようございます。」
バステンさんは読んでいた本を閉じ、優しく微笑んで俺たちに挨拶をした。
よぴ 「おはようございます。」
とも 「おはよう、バステンさん!」
俺たちも口々にバステンさんに挨拶を返す。
すると、バステンさんがともさんが腰をさすっているのに気がついた。
その後に、ふ〜んと小さく頷いてるとバステンさんは俺の方を向いて言った。
バス 「よっぴ〜さん、もうヤったんですか!さすが、手が早いですね〜♪」
言い終わったら、影のある笑顔を俺に向けた。
よぴ 「バ、バステンさん、怖いです...」
バス 「まぁまぁ... ともさんたちここ座りたいんですか?」
とも 「? あー...いいよ?別に!あっちにも...椅子あるし...」
バス 「えーでもぉ...腰痛くしてる人を立たせてるワケにもいかないですから、ね?よっぴ〜さん...!」
バステンさんは俺にまだ黒い影のある笑顔を向けている。
だからそれ本当に、怖いんですって...
バステンさんは、よいしょと立ち上がるとキッチンに向かった。
バス 「何もしてないのも退屈ですし、俺は朝ご飯の準備でもしますか...」
よぴ 「あ、バステンさん、俺、手伝いましょうか?」
バステンさんは一瞬の沈黙を開けて言った。
バス 「いやいやよっぴ〜さん、ともさんのそばにいないとー...ねぇw」
バステンさんはクスクスと笑い出す。
何か、面白がってる? 俺たちを...w
そうこうしてる内に、他のみんなもリビングに入ってきて、結局みんなで朝ご飯の準備をする事になった。
準備が終わるとみんな落ち着いて席に座り、バステンさんの作った朝ご飯を待つ。
こんな平和な朝、いつもとは少し違う...
だって俺とともさんは恋人同士...///
なんて考えてたら、自然にフッと笑ってしまった。
その瞬間、周りの視線が急に俺に集まる。
その中にはもちろん、ともさんの視線もあった。
あち 「よっぴ〜さーん、何考えてたんですかー?w」
わと 「ちょっと急に笑うとか怖いけんね〜w」
クミ 「...鳥ちゃん、ちょっと気持ち悪い。」
アイ 「Yさん、少しキモいですよw」
よぴ 「い、いや... っていうか、クミさん、アイクさん、ちょっと言い過ぎじゃないですか?w」
そうするとクミさんは俺をキッと睨みつけてきた。
いや、本当にごめんなさい...w
タル 「あれ?とも、顔赤くなってるよw」
しょう 「あ、本当だw どうしたんですか? ともさんw」
俺がともさんを見つめると、また少し頬が赤くなる。
本当にともさんはすぐ顔に出ますね...w
バス 「ちょっとそこ〜、朝からイチャつかないでくださいよーw」
ソラ 「何かこっちまで照れるよ(*´艸`)」
みんなにイジられているのにどうして嬉しいんだろう。
変わったことはたった一つなのに。
ずっと好きな人と付き合えた、それだけでこんなにも変わるんだなと俺は思った。
これからきっと、もっと楽しい、幸せな思い出ができるんだと思う。
俺はずっと、ともさんのそばにいたい。
だから、離さない。いつまでもずっと。
やっと手にした恋だから...
俺は心の中で確かにそう誓った。
愛の証... 愛証なら、この心の中にあります。
これからもともさんを愛します。
だから、ともさんは俺の隣でいつまでも笑っていてください。
その言葉は今は口にできなかった。
あまりにも恥ずかしかったから。
でも、いつか必ず伝えたい...
今はそんな余裕ないから、伝えられる時が来たらちゃんと伝えたい...
ともさん、きっと俺が貴方を幸せにします。
いや、絶対に貴方を幸せにします。
だからともさんは、俺からの愛証をずっと感じていてください。
飛び交うみんなの会話の中、俺は心の中でそう言った。
そしてともさんに微笑むと、ともさんも俺に微笑みかけてくれた。
。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。
-とも side-
鳥ちゃん、笑ってる...!
みんな一緒にリビングで、バステンさんの作る朝ご飯を待っていた。
みんなそれぞれ楽しそうに話している中、鳥ちゃんはいきなりフッと笑い出したのだ。
みんな口々に鳥ちゃんをイジり出す。
クミやアイクさんは気持ち悪いなんて言っちゃってるけどw
やっぱ鳥ちゃんの笑顔はかわいいなんて思っている内に、俺の顔はいつの間にか紅潮していったみたいだ。
タル 「あれ?とも、顔赤くなってるよw」
タルがそう言ったから、俺は変に意識しちゃって更に顔を赤くする。
そしたらshowさんまで、本当だなんて言い出して...
この、showさんのくせにー!!
そして顔を上げると、いつの間にか鳥ちゃんに見つめられているし...
目が合った瞬間、また顔に熱が籠るのを感じた。
バステンさんとソーラにまたイジられる俺たちw
でも不思議と嫌じゃない。むしろ、幸せ...かな?w
昨日の今頃と今日とでは変わったことなんてたった一つだけなのに。
ずっと好きだった鳥ちゃんと付き合えるようになった。たったそれだけの事なのに!!
愛の力?っていうのは凄いなって初めて思った日だった。
ねぇ鳥ちゃん、愛の証... 愛証なら、もう感じてるよ。
昨日の夜、俺は確かに鳥ちゃんに愛されてるんだって気づく事が出来た。
だから、離さない。離れない。
俺は、鳥ちゃんと幸せになる...。
もちろん、みんなとも一緒にだけどw
だから今は言えないけど、いつか言える時が来たら言いたいな...
心の底からの「ありがとう」を...
いや、近い内に言うんだ!!絶対に!!
俺がそう固く心に決めて、顔を上げると...
隣にいる鳥ちゃんが俺に優しく微笑みかけてくれた。
俺も鳥ちゃんに優しく微笑んだ。
ねぇ、鳥ちゃん...
俺...上手く笑えてるかな?
。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。 HAPPY END。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。
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