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真愛 ~episode 4~ (バスわと)
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-わと side-
バステンさんは俺を庇うようにして、両手を広げる。
そして俺はその後でただ呆然とバステンさんを見つめる。
何か俺にできることはないかな...
っていうかあれ?
...腕の違和感がない?
いつの間にかきつく結ばれていたハズの手首のネクタイは外れていた。
よし!これで応戦できる!!
と言っても... 相手は3人。
しかもきっとバステンさんは、こういう喧嘩には慣れていない...
いや、俺も慣れてないよ!?
一生懸命、脳をフル回転させてどうにかあの男たちに対抗できる手がないのかを考えている間にも、じりじりと男たちはこっちの方に近づいてくる。
バステンさんはやがて両腕を下ろした。
その瞬間、男たちの1人がバステンさんの胸ぐらを掴む。
「おめぇ、調子乗ってんなよ!?」
バステンさんの胸ぐらを掴んだ男がそう言って拳をかざすと、バステンさんは思い切り足を振って彼の股間を蹴り上げた。
「...ぐぁっ!!ぐ...うぐっ...」
聞いてるこっちにも痛いと伝わる苦痛。
バステンさん... 容赦ねぇな。
俺もゆっくり立ち上がってバステンさんの方に気が逸れてる男たちの1人を蹴り飛ばした。
「っつ!!いった...!」
わと 「お前ら、よくもやってくれたなー?!」
そして間髪入れずに、もう1人も殴り飛ばす。
たった一撃ずつしか攻撃してないハズなのに、男たちは声も出ないほど苦しんでいる。
何か、こっちがいけない事してるようで少し胸が痛いが、あくまでこっちは被害者なんだよ!!
俺の行動を見て驚いたバステンさんはぽかーんとして立ち尽くしている。
そんな彼を一瞬見た後で、俺は同じ場所で蹲っている3人を見下して言ってやった。
わと 「お前ら、許されると思うなよ?」
そしてその男たち1人ずつに一発ずつキックをしてそいつらから背を向けた。
未だ俺の様子に驚いているバステンさんに、俺はさっきバステンさんからもらったばかりの言葉をそのまま彼に返す。
わと 「大丈夫だよ?」
その言葉にまた一段と驚くバステンさんだったが、すぐにいつもの笑顔に戻った。
バス 「...これじゃどっちが助けに来たのか分からなくなりますよw」
そう言って笑うバステンさんに胸がキュンと鳴った。
To be continued ...
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